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「ちょっと!!!!」



再び殴りかかろうとする二人の間にそんな声が響く



ビクッと肩を震わせた二人は聞き覚えのある声にゆっくりとそちらを見た



そこには額に青筋を浮かべたレティシアが立っていた



「れ、レティ…」



「ま、待ってくれよい
そもそもコイツが…」



「言い訳無用!!!!アンタ達何回おんなじこと言わせるんだい!!
あんった達が直しては壊し直しては壊し…
ほらみなよ!!アンタ達のクルー疲労で死にそうだろうよ!!」



「ったく修行がたりねぇなー!」



「原因お前らだぞ」



どかっとシャンクスを殴り飛ばしながらレティシアが怒鳴る



「待て待て待てでもオレはまだ壁しか壊してねぇよい!」



「家具は壊滅的だわ」



言い訳を繰り返す二人にはぁと額に手を当ててためいきをついた



「それにあれ見てみなよ」



レティシアが指差す場所を見ようと壁の残骸を乗り越えてそちらに行くと「あ」と声を上げた



そっちには怒ったように眉を寄せるA



「マルコさん!!シャンクスさん!!!
そこ!並んでください!」



「え、でもオレレティに殴られて頭…」



「並ぶ!!!!!!」



Aの勢いに押されてのそのそと隣に並ぶ二人



しかも何故か正座付き



「私、クザンさんと話してたんです!!
なのに急に飛んでくるから!!机に置いてたクザンさんの電伝虫、壊れちゃったんですよ!!」



「…悪かった」
「悪かったよい」



「そもそもあんなにレティさんに注意されててなんで何回も繰り返すんですか?!学習してください!」



「はい」
「はい」



ガミガミと怒るAと項垂れながら正座する男二人



「私の時も少しはその聞き分けの良さ出しなさいよ…」

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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2022年12月3日 9時

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