アッサラームアライクム (ページ41)

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40話ページ41

Noside

「ふぁー疲れたー！」

そういうなりAは手すりに寄りかかる

「何かあったのか？」

「んーそう言うことじゃないけどー
やっぱりよく知らない人と一緒の空間にいると疲れない？
家族内の宴だったら楽しいことだらけだけど！」

「んーそうか？
オレは色んなヤツに会えて楽しいと思うけどな！」

「あはは、カリムらしい」

「まあでもオレも
Aとジャミルといる時が一番好きだ！」

「えー嬉しい！」

そんな話をしていると「あ、」とカリムが声を上げる

そんな反応をしたカリムを見てカリムの視線の先を見ると
外でエイミーとアースがキスをしている

「あらあらまあ」

少し顔を赤らめニマニマとするA

「いつからああいう関係だったんだ？！」

「知らないの？
婚約したらしいよ
いいなぁ本当にラブラブで」

そういいながら姿勢を正すA

「Aはああいうことがしたいのか？」

そういわれ動揺するA

「え？！
い、いや、別にしたいわけじゃないけど…」

「そうなのか？」

「そ、そりゃあそうでしょ！
カリムは違うの？」

「あぁ！オレはしたいと思ってるぜ！」

「…え？ええぇ？！」

カァァッと顔を赤らめるA

「なんだ？！どうしたんだA？！」

「え、いや…え、それってどういう…？」

「どういうってそのままだろ？
オレもAの婚約者だしな！」

「婚約者っていっても公表もされてないし
ほぼ形だけみたいなものだったじゃん…」

そう言いながらカリムから顔を背けるA

「Aはオレの婚約者嫌か？」

「(ッそんな子犬みたいな反応されても…！！)
い、嫌ではないしすごく嬉しいけど…」

じーっと見られるカリムの目線からなんとか逃げようと
目を斜め下に向けるA

「私、婚約者になるはずなかったんだって」

「え？」

思いもしなかった言葉に目を丸くするカリム

「本当に私がここにきたばかりの時にお母さん達の会話を盗み聞いちゃった時のことだけど…
本当はカリムとの婚約認めるつもりはなかったんだって
カリムが大きくなったらカリムの決めた人と結婚できるようにって」

「ええ？！でもオレそんなの一言も…」

「まあ大きくなってからいうことはないよね
今更婚約解消っていっても私行くとこなくなっちゃうし…」

苦笑いしながらそういうA