Monster of the clown

お母さん ページ7

「デリシャスディーレムのお菓子は残して。ママが好きだから」



「ねえ本当に荒れ地にいくっていってたのに下水道にしたわけ？それって…逮捕されない？」



「されないよ。下水道は市民のものだ。僕ら市民だろ」



「エディちゃんみんなで急いでどこ行くの？」



「あの…っうちの裏庭でちょっと遊ぼうってことになって…買ったので…」



言葉を探すビルをみて私が言葉を繋ぐ



「クランケットの道具です」



そしてその言葉にリッチーが付け足す



「もうつっかえるなよ。ビ、ビル」



「いいわ。Aも一緒？」



「はい」



ちなみに私のお母さんとエディのお母さんは友達で私とエディはほぼ物心ついたときから一緒にいる仲だ



おかげでよくエディのことを頼まれる



「一つだけ守ってね。買ったばかりの芝生の上で転がったりしないこと。アレルギーが出るからね」



「はい。ママ。」



「頼んだわよA」



「任せてください」



愛想よくそういうとエディは



「行こう」



という



するとお母さんは伏せた目を再び上げてエディに告げる



「何か忘れてない？」



するとエディは面倒くさそうに はぁ とため息をつきお母さんにキスをする



すると笑いをこらえられなくなったのかリッチーが「ぐっうっふふ」と気持ち悪く笑った



まあ確かに笑われてしまうのと無理はないだろう



もうこんな年なんだしせめて友達の前だけでも控えてあげればいいのに…



絶対リッチーなんかいいそうと思っていると案の定



「良ければ僕もしましょうか？」



と笑いながらいう



「いいから行け！」



恥ずかしそうにエディはリッチーの背中を押した

図書館→←いじめ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す