私の一番嫌いでスキな生き物5 (ページ8)

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鬼が八匹ページ8

｢ならば仕方ありませんね
本来ならこんな事態ですから姫様のご友人とはいえおかえり願わなければなと思っていたのですが

特別に見逃しましょう

私の友人(メルとも)もいるみたいですしね｣

｢佐々木さん!｣

｢お久しぶりですね松苑さん｣

｢お久しぶりですね
お元気そうでなによりです
ところで信女は元気ですか?｣

｢ええ、近々お会いになると思いますよ｣

｢?｣

不思議に思っていると爺やさんが慌てて頭を下げる

｢さっ…佐々木殿…申し訳ない
これはっ…そのっ…｣

｢いえいえ、よろしいのですよ
我々見廻組が殿中の守りを預かった以上、姫様方の身は絶対安全ですから｣

｢それに下手人も大方攘夷浪士と予測がついておりますし
元(・)攘夷浪士が潜り込もうと、何の問題もありませんよ｣

そういうと佐々木さんは銀時と通り過ぎる

｢ねっ白夜叉殿｣

通り過ぎると銀時は面倒くさそうな顔をしていた

しかも携帯を持っていた

｢あれ?携帯?なんで?｣

そういい、携帯をみると

｢あぁ…｣

と察した

部屋に着くと早速爺やさんから注意が入る

｢姫様
くれぐれもお静かに
これ以上問題を起こせばこの六転埋蔵の首が飛びますので｣

｢そよちゃん今日は何をする?
鬼ごっこでもしようか?｣

｢きいてた?!じいやの話!!｣

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰと喧嘩する神楽ちゃんと爺や

｢鬼ごっこなど許しませんぞはしたない!!｣

｢固いこと言うなヨ
だからお前爺嫌とかあだ名つけられるんネ｣

｢じいやってそーいう意味だったの?!｣

｢違うよ、神楽ちゃん
じいやのじいはG(グレート)…つまりG(グレート)に嫌って事なの｣

｢姫様ァァ!!さらにヒドくなってますけど!!｣

｢というか何故そこまで鬼ごっこにこだわるの?｣

笑いながらそう言うと月詠さんが近づいてくる