鬼が二十匹 ページ20
目を覚ますと部屋に倒れていた
｢?｣
どこだろ、ここ
ええと…確か…そよちゃんと遊んでて…
ということは城内だよね…
そう思い出していくと
｢!異三郎!!｣
慌てて起き上がり、ドアに向かう
ドアノブをひねるが
｢開かない…｣
ガチャガチャ!
鍵が掛かってる…
｢誰か!!｣
と叫び叩くも誰も居ない
まあ鍵をかけられてる時点で当たり前か…
どうしよう…どこか逃げられるところ…
そう部屋を見ると窓があった
人一人通れるくらいの
でもガラスが張ってあって外に出れそうにない
とはいえ出られそうなところはここぐらいだし…
そういえばこの前テレビで見たブラックジャック…使えるかな…
確か布袋にコインを入れて…
布袋…靴下でも代用できるよね
コインとかはお金…
慌てて財布を確認するとコインあまりない
あちゃーっと思いつつ何か代用できるものはないかと周りを探すと目に付いたのはキラキラと輝くアクセサリー
高そう……
そんな葛藤の元アクセサリーを掴んで袋に入れる
そもそも代用になるのか……？
そんなことを考えながらも直ぐにブラックジャックを作り、ガラスの前に立つ
ふと外の景色を見ると
｢たっ…!!
高い…!!｣
何ここ高すぎない?!
高所恐怖症じゃなくても気絶しそう…
とはいえどうせ私は死なないんだしここから飛び降りても…
………
いや死ななくても怖いものは怖い！！
でもこのままじゃ銀時達が……
そう考えて拳を握る
私が守らないと
そう思いブラックジャックをつかって割る
ガシャン
けたたましい音が鳴り響くと同時にビュッと風が吹く
｢何事だ?!｣
音を聞いた人がドアの目の前に集まってくるのが分かる
早く…早く行かないと…
そう考えるも足が動かない
躊躇しているとガチャとドアが開けられる
｢なっ貴様
何をしている!!｣
｢あ…｣
思わず後ずさりしてしまう
でも勿論地面などなくて
｢あっ｣
背中からゴロゴロと下へ落ちていく
「うわあぁぁぁぁ!!｣
下の屋根に行っては転がり…を繰り返す
すると突然空中に飛ぶ
そう屋根から落ちたのだ
しかも地面からはかなり離れている
慌てて屋根に掴まる
下を見るとふと何メートルあるんだろ…と考えてしまいゾッとする
なんとか屋根に登ると声が聞こえる
｢松苑!!｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「原作沿い」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2020年3月14日 19時
