過去の私…親に… ページ11
貴方Side‐
今日は、前できなかった親の話でもしようかな？
共働きといってある親の話
私の親は、けして愛情がないわけではない
寂しくないようにお菓子など楽しめるものをちゃんと買ってきてくれたりもする
でもね？私達を比べることは嫌がってるの知らないんだ
私は貴久に、勉強で劣っている
まぁ本当のことだからね
何も言えないけど
父「どうしてもっと勉強しねーんだよ、だから貴久に負けんだよ！お前どれだけ落ちれば済むんだよ！」
母「ごめんね、こんなふうになったのは私達親の責任よね…」
こう言われると何も言えなくなる
頭のいい貴久に強くあたってしまうこともある
父「どうしておめぇーはもっと優しさを持ってやれねーんだ！貴久は何も悪くねーだろ！」
母「貴久にあたる前に私達に話してくれない？」
あなた達に話せたらどんなに楽か…
わかってる、貴久にあたるのが嫉妬だってこと
ハハッ
姉のくせに醜いね…
でもさ？
私と貴久
別じゃない？
貴久は、私のバカだけど可愛い弟
私は、凡人で頭の悪い出来損ない
ほらね？違うじゃん
私にはないものを持った貴久と
劣っているところしかない欠陥品の私
兄弟ってだけで比べられるのは嫌だよ…
嗚呼、誰か助けて？
こんな声誰にも
届くわけないなぁ〜
そしてまた、地獄へ変わるんだ
「家」と言う
「地獄」に…
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作者名：彩夜姫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2020年1月20日 17時
