轟くんと爆豪くん推しのためだけの短編集【轟焦凍爆豪勝己】 (ページ3)

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轟焦凍×風邪ページ3

「それで、ここはこうやって…」

轟「………」

「………焦凍？」

轟「あ、いや、なんでもねぇ…続けて」

「いや、なんかおかしくない？ボーッとしてるし」

放課後、寮に戻り焦凍に勉強を教えていた(テスト順位2位)時にいつもより顔が赤い焦凍の顔を見る

「大丈夫？熱あるんじゃ…」

轟「いや、ない」

「ダメだよ。誤魔化そうとしても」

「体温計どこ？」と聞いて、取ってから焦凍の隣に座っておでこに手を当てる

「めっちゃ熱いけど…」

轟「…個性の関係だろ」

「いや、右側も熱いし」

そう言って「ほら、測る」と言って体温計を渡す

ピピッ

「あっ鳴った。…何度？」

と言っても「平熱だ」と言って離さないので体温計を奪う

「38.5度…これのどこが平熱なの」

轟「俺は大丈夫だ。勉強…」

「ダメ。熱あるのに勉強とか信じらんない」

「寝なさい」と言って手を引っ張って起き上がらせる

歩くとふらついている

「やっぱ辛いんじゃん」

轟「………」

ベッドで寝させる。すると

轟「………由佳」

「ん？何？」

と言って手を握ってきた

「………どした」

轟「……由佳の手冷てぇ」

と言って私の手を自分のおでこに持っていく焦凍

「えっと…焦凍…？」

と言っても反応しない

よく見ると寝ていた

「(…寝顔可愛すぎマジギルティ…)」

そんな事を思いながらそっと手を離す

部屋に冷えピタとかりんごとかあったな…あとポカリとかも…

とってこようと立ち上がる

すると急に腕を掴まれる

轟「ん…由佳行くな…」

と掠れた声で言う

掠れてもイケボとかやばい

「でも焦凍、ちょっと色々取りに行かないと…」

すると掴んでいた手を引っ張って、いつの間にか私は焦凍の胸の中にいた

轟「………やだ」

だめだ、心臓鷲掴みされた…

「や、あの、焦凍…」

轟「なんだ、まだ言いたいことあんのか」

「いや、あのだから、取りに行かないと風邪治りにくくなっちゃうし、行かないと」

轟「………」

すると、やっと離してくれる

「ん、すぐ戻ってくるからね」

焦凍の頭を撫でて、部屋を後にした