54 ページ5
.
「あれ、今日って美術部やってないの?」
「ほんとだ、誰もいねー」
「ま、準備室開いてるからいいんだけどね」
文化祭準備期間のため、美術準備室は常に開放してあるから問題なく入れる。
中に入ると画材の匂いだろうか、少し独特の匂いがした。
.
.
.
「絵の具、ここにあるけど?」
「それだとまたすぐに無くなっちゃうだろうし、せっかくだし大きいの借りようと思って」
そう言いながら、棚の1番上に置いてある少し大きめの絵の具を見つけたので、脚立に登る。
「白の絵の具は〜っと」
箱の中に入っている絵の具の中から白を探す。
「大丈夫か?気をつけろよ?」
「うん〜!あ、あったあった」
何個か絵の具を取り出して、箱の奥の方にあるお目当ての物を取り出すと
「─────あ。」
不安定な脚立の上。私はバランスを崩してしまい、後ろに倒れる。
そうだ、私体幹ゴミなんだった。
白の絵の具を取り出すために一旦取り出した他の絵の具と、お目当ての白の絵の具で生憎両手が塞がっているためどこかに掴まることが出来ない。
ダメだ、と一瞬で悟った。
尻餅をついてしまうのを覚悟する。
.
.
「いっ!
、、、たくない」
141人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香恋 - ジョン子。様!更新ありがとうございます( ; ; )嬉しいです〜!ご無理なさらずにお話の続きが読めたら幸いです(^ ^)イヌピーも千冬も大好きなのでまた1から読んでます…!続き楽しみにしてます( ´ ▽ ` ) (2023年2月12日 1時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
ジョン子。(プロフ) - 香恋さん» 香恋さま コメントありがとうございます!更新が滞ってしまい申し訳ないです(;_;) (2023年2月6日 2時) (レス) id: 7b49d2ad7b (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - 面白くて一気に読んでしまいました。良いところで終わってる…!続きをお恵みください…( ; ; ) (2023年1月23日 9時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ジョン子。 | 作成日時:2022年6月9日 0時