イヌピーくん、お願いがあります！【乾青宗】

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．









｢え｣












千冬が珍しくそんなこと言うもんだから思わずたじろいでしまう。











｢でもなんで急に？｣














｢っえ？えーっと､､､｣
















なんて説明しようか言葉を選んでいると、















｢､､､好きな奴でも出来た？｣













｢！？｣












｢無言ってことは当たり？｣














なんでこの人今日こんなに勘がいいワケ！？















｢う、うん､､､｣














｢フーン？


で、誰？俺の知ってる人？｣















誤魔化すか迷ったけれど、千冬だし教えてもいいかななんて思い、















｢うん、そうだよ｣



と伝えた。



相談相手になってくれそうだし！前もそんなことあったもんね。















｢そっか､､､｣















さっきの威勢はどこへやら。



急に無言になってひたすらパンを食べ進める千冬。















すると、















｢八戒！？｣













｢え！？何が！？｣















いきなり八戒の名前を言うもんだからビックリしてしまった。














｢好きな人だよ！！｣




急に静かになったのは私の好きな人を考えていたのね。














｢違いますけど､､､｣














｢じゃあアッくんか｣












｢違う｣















｢えー！誰だよ教え─────｣















．














｢いやー！めちゃくちゃ混んでて大変だった！！｣

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