イヌピーくん、お願いがあります！【乾青宗】

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▷土曜日











待ち合わせの場所で青宗くんを待つ。












(20分前､､､)













少々、というかだいぶ早く着いてしまった。













早く来ないかなと思っていると、













｢誰か待ってるの？｣













いかにも、という男の人が3人、私の後ろから声を掛けてきた。












｢は、はい､､､｣













｢彼氏？｣













｢いえ、友達です､､､｣













｢じゃあさ！そんな奴より俺らとたのしーコトしようよ｣












汚い笑みを浮かべてこちらを見てくる男の人たち。











｢友達が来ちゃうから､､､大丈夫です､､､｣












その笑みの奥で、何か企んでいるということがわかるから、思わず顔が引き攣ってしまう。











逃げる？でもどこに？その時に青宗くんが来たら？












｢友達には用事ができたって謝ればいいよ！な？｣












中々しつこい人達だ。












｢いや､､､｣












｢いいじゃん、いいじゃん！｣












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すると、1人の男の人が腕を掴んで来た。











いくら振り払おうとしても力の差は歴然。


ビクともしない。














｢ハハハ、そんな嫌がんなって。優しくしてやるから｣













優しく、何を、するのだろうか。


考えたくもない。











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すると、逃がせまい、と腕から腰あたりに手が移された。










やだ､､､気持ち悪い､､､













電車の中で私を支える為に、青宗くんが私の腰を触った時と全然違う。












自然と男の人との距離が近くなり、彼のタバコの匂いが鼻に来る。










｢い、いや､､､｣












助けを求めようと大声を出そうとしても、あまりの怖さで上手く出せない。












逃げる為に全身を使って振り払おうか、と考えていた時











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｢おい｣














後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

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