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「「わーー!!!」」
すると2人はおままごとなんてすっぽかして三ツ谷先輩がいるキッチンの方へ行ってしまった。
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周りを片付けていると、甘い香りが近づいてくる。
「わあ、、、!」
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テーブルに置かれたのはパンケーキ。
「晩飯あるだろうから、軽いもんにした」
「ありがとうございます!美味しそう、、、!」
「おにぃちゃんたべていい!?」
「たべていい!?」
「ん、みんなでいただきますしような」
「マナがせぇのっていったらね!」
マナちゃんの号令でいただきますをして、パンケーキを口の中に入れる。
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「ん〜!!美味しい!」
「そ?よかったワ」
「おにぃちゃんあしたもはやくかえってくる?」
「明日は部活があるから遅くなるな」
ルナちゃんの問いかけにそう答える先輩。
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「え、先輩部活やってるんですか」
「うん、手芸部」
「え!!!!」
今日でめちゃくちゃ先輩の情報が入ってくるのですが。
うわあ、、、部活してる先輩めちゃくちゃ見たい、、、
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「これ、おにぃちゃんがつくってくれたの」
隣に座るマナちゃんに服を引っ張られ見てみると、ぬいぐるみを持っていた。
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「可愛い、、、」
うさぎのぬいぐるみだった。
しかもかなりクオリティの高い。
料理も手芸も出来て、喧嘩も出来て、だけど優しくて。
きっと、まだまだ知らない先輩の一面があるのだろう。
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「、、、あたし、先輩のこともっと知りたいです。」
気がつけば私はそう呟いていた。
「嬉しいこと言ってくれるじゃん」
そう言って微笑む先輩は、パンケーキのように甘くて蕩けそうだった。
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ジョン子。(プロフ) - furimayuさん» furimayu様 数ある作品の中から読んで頂きありがとうございます!!温かいコメントとても嬉しいです(;_;) これからも頑張って更新致しますので、楽しんで頂けると幸いです☺︎ (2022年4月20日 0時) (レス) id: e42065b4a9 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました(^^)面白くて一気読みしてしまいました!続きも気になってわくわくしてます♪これからも読ませていただきます!応援してます、頑張ってくださいっ! (2022年4月19日 18時) (レス) @page37 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョン子。 | 作成日時:2022年4月13日 23時