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そしていよいよ迎えたバレンタイン当日。
練習に練習を重ねた結果、なんとか納得のいくお菓子ができた。
隆くん、喜んでくれるといいな。
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3年生の階に行くのはちょっと気が引けるから放課後に渡そう。
確か今日手芸部がある日だし。
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なんて言い訳をして。
ほんとはただただ緊張して渡せなくて放課後になっただけ。
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「よしっ、、、!」
ホームルームが終わり、誰も居ない教室で1人で決心をして家庭科室に向かう。
「、、、」
恐る恐る家庭科室を覗いてみると、カバンが一つだけ机の上に置いてあった。
隆くんのかな。
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「フーっ、、、」
ガラガラっ─────
意を決してドアを開ける
「し、失礼しまーす、、、」
すると家庭科準備室から誰かが出てきた。
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「ん?あ!あの時の!」
出てきたのは隆くんではなく、部員さんだった。
確か、、、安田さん。あの時ってのは多分私が初めて手芸部に行った時だ。
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「あの、たか、、、三ツ谷先輩いますか?」
「それが、今日部長来てないんだよね、、、」
「何か予定とかですか?」
「ううん、学校自体来てないみたいなの」
え、、、?
「わ、わかりました!ありがとうございました!」
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安田さんにお礼をし、学校を後にする。
隆くんが学校をサボるわけない。
だとしたら、ルナマナちゃんどっちかが体調崩したとか?
隆くん自体が体調悪い可能性もあるよね。
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とにかく心配だから家に行ってみよう、と決めた時。
ふと公園を見ると、探していた人物がベンチに座っているではないか。
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ジョン子。(プロフ) - furimayuさん» furimayu様 数ある作品の中から読んで頂きありがとうございます!!温かいコメントとても嬉しいです(;_;) これからも頑張って更新致しますので、楽しんで頂けると幸いです☺︎ (2022年4月20日 0時) (レス) id: e42065b4a9 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました(^^)面白くて一気読みしてしまいました!続きも気になってわくわくしてます♪これからも読ませていただきます!応援してます、頑張ってくださいっ! (2022年4月19日 18時) (レス) @page37 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョン子。 | 作成日時:2022年4月13日 23時