16 ページ16
.
｢これ被って？家はこないだ送ったから覚えてる。任せて。｣
先輩のペースに流され、私は恐る恐るバイクに跨る。
.
｢しっかり掴まってろよ｣
｢っえ、ど、どこ掴めばいいですか！？｣
｢グラブバー､､､ってわかんねーよな。後ろに掴まるとこがあんだけど､､､
1番安定すんのは俺の腰に掴まることです。｣
｢初めてバイクに乗るので､､､怖いから先輩に掴まっていいですか？｣
｢うん、掴まりな｣
｢し、失礼します､､､｣
先輩の腰にぎゅっと掴まる。
めちゃくちゃ暖かい。
.
｢んじゃ行くぞ、できるだけゆっくり走るから安心して？｣
｢はい､､､お願いします､､､！｣
.
いよいよバイクが走り出した。
怖くて更に先輩にしがみつくと、先輩が私の手の上に自分の片手を重ねてきた。
すると、不思議と怖くなくなった。
先輩の手と、先輩の背中に触れているからなのかな。すごく安心する。
次第に周りの景色を楽しむ余裕まで出てきた。
しばらく走ると、信号待ちのためにバイクが止まる。
.
｢どう？まだ怖い？｣
｢最初は怖かったんですけど、楽しいです！｣
｢だろ！｣
｢先輩のバイク、なんて名前なんですか？｣
｢インパルス。俺の
子猫ちゃんって呼ぶほどだから本当に大事にしてるんだな､､､
｢また乗せてください！｣
｢うん、いいよ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジョン子。(プロフ) - furimayuさん» furimayu様 数ある作品の中から読んで頂きありがとうございます！！温かいコメントとても嬉しいです(;_;) これからも頑張って更新致しますので、楽しんで頂けると幸いです☺︎ (2022年4月20日 0時) (
レス) id: e42065b4a9 (このIDを非表示/違反報告)
furimayu - たまたま見つけて読ませていただきました(^^)面白くて一気読みしてしまいました！続きも気になってわくわくしてます♪これからも読ませていただきます！応援してます、頑張ってくださいっ！ (2022年4月19日 18時) (レス) @page37 id: bf6650e562 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジョン子。 | 作成日時：2022年4月13日 23時
