数学係ですけど。【場地圭介】

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千｢場地さん！！｣









場｢千冬ぅ待たせたなァ｣









飼い主を待っていた犬かのように笑顔になる千冬くん。









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千｢あれ､なんかA顔赤くね？｣









え！嘘､､､！？









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A｢あっ、あ〜､､､こ、ココ暑いな〜って！｣









気持ちを収めることが出来ても顔はダメだったみたい。









場｢そうかァ？｣









そう言いながら私の横に座る場地くん。









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ェ！そこ座るの！？









千冬くんの隣じゃなくて！？









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千｢A！わかんねぇとこ結構あんだ！教えて！｣









A｢あ、うん！｣









平常心、平常心。









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千｢おー！なるほど！そうやってやるのか！｣









A｢そうそう！わかった？｣









千｢おう！ありがとな！｣









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千冬くんに勉強教えてたらなんとか気持ちも落ち着けた。









A(どうしちゃったんだろあたし､､､)









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場地くんに対して変な気持ちになる。









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なんか、胸がぎゅーって。









左隣に座るそんな場地くんをチラッと見る。









邪魔なのか、髪を耳にかけている。









あ、そう言えば今日は髪まとめてないんだな。









いつも2人で勉強する時は髪をまとめたままだけど。









喧嘩したからまとめるのやめたのかな？









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真剣に勉強に取り組んでいる彼の横顔があまりにも綺麗で。









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A(かっこいいな､､､)









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あぁそうか。









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気づかないうちに、ずいぶん深くキミに溺れてしまっていたようだ。









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気の所為なんかじゃない。









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A(好き。)

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