バレーバカな君へ2【影山飛雄】

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A｢行くよ〜！！｣









あたしは出来るだけ高く、影山くんの方にボールを上げた。









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影山くんはボールの下に移動し、美しい姿勢でトスを上げる。









そして気づいた時には既に日向がスパイクを打っていて、向こうのコートにボールが落ちる。









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何回見ても飽きないや。









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A｢やっぱり凄いなあ､､､影山くん｣









影｢あ、あざす(？)｣









A｢へっ？？｣









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え、待って？もしかして声に出てた？うーわ、あたし気持ち悪っ！！気持ち悪い人確定じゃん！！どうしよう！！！









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日｢ちょっと〜？？俺は！？三浦さん！｣









A｢ひ、日向も！！もちろんだよ！！あんなに高くジャンプ出来るとか､､､凄いっ！！｣









日｢でしょ〜？？｣









ご満悦な日向。









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それから何回か続き、日向が喉が乾いたから水飲み場に行ってくるとのことなので一時中断。









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影山くんはサーブの練習をしている。









あたしは舞台の上に座って、ただただ影山くんを見ている。影山くんに穴があいてしまうのでは？というくらい。









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ボールカゴからボールが全部無くなったのか、こちらのコートに影山くんが向かってくる。









ボール拾うのお手伝いしようと、あたしは舞台から降りてボールを拾う。









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A｢はい、影山くん｣









影｢､､､あざす｣









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ええ、日向が水飲み場に行ってからここまで会話ナシ。今初めて言葉を交わしました。









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あたしの意気地無しです。









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そんなことを考えていたら、影山くんがあたしが渡したボールを見つめていることに気づく。

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