バレーバカな君へ2【影山飛雄】

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｢あざしたー！！！！｣









体育館の前で月島を待っていると聞こえてきた。









A(なんか緊張してきた､､､)









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ガラガラッと体育館の扉が開き、バレー部のみんなが出てくる。









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西｢おう、A！誰か待ってんのか！｣









A｢あっ、はい！｣









西｢そうか！じゃあな！！｣









A｢はい！あっ、決勝進出おめでとうございます！｣









西｢おう！サンキューな！｣









西谷さんと挨拶を交わした後、月島が出てきた。









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月｢で、どうしたワケ？｣









体育館にいるのはあたしと月島の2人だけみたいだ。









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A｢あのね、月島に伝えたいことがあって､､､｣









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月｢､､､そういえば、王様に試合誘われてたじゃん。｣









A｢あっ、うん､､､｣









月｢フッ、大丈夫。

三浦が王様にしか目がないことぐらい十分わかってるから。









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意識してなんて言ったケド。｣









A｢､､､｣









月｢ただ僕は自分の気持ち伝えておきたかっただけだから。気にしなくていいよ。｣









A｢っ、でも､､､｣









月｢でも何？無理やり｢僕のこと好きになれ｣って言ったら好きになれるワケ？｣









A｢い、いや､､､｣









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月｢アンタは今まで通り王様のこと考えてたらいい。









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気になる人､ってか────









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────好きな人が自分のこと何とも思ってないってそりゃあ悲しいけど。

でも好きな人には幸せになってもらいたいもんデショ｣









A｢月島ァァァ､､､｣









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月島はあたしがなんて言うのか悟っていたかのようだった。









そしてあたしに負担をかけないように、自分から話してくれた。









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月島だって苦しいはずなのに。

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