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4月、高3になった俺は新入生の君と出会った。
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青葉城西高校前───青葉城西高校前───
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バスが停留所に着き、俺はバスから降りる。
学校へ向かおうと足を進めると───
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「あの、、、!すみません!」
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そう言われながら肩を叩かれた。
振り向くと見慣れない顔。多分新入生。
はっはーん、もう俺告られちゃうの?
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「これ、落としましたよ!」
及「えっ?」
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その子が手に待つ "これ" に目を向ける
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「鍵落としちゃ大変ですよ!」
及「あっ、ありがとうね!」
間違いなく俺の家の鍵だった。
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「じゃ、行きますね!」
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ニッコリ笑う彼女を見てもっと話したいなんて柄になく思ってしまい
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及「あっ、ちょっと待って!」
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思わず引き止めてしまった
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「??」
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及「お、お礼!お礼したいから名前教えて!」
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「北村Aです!!お礼なんていいですよ!」
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またAちゃんはニッコリ笑い、学校へ向かっていった。
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及「やっば、、、」
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作者名:ジョン子。 | 作成日時:2020年8月14日 0時