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いつも午後の授業はなんの躊躇いもなく寝てたけど、今日はAちゃんにまた会えるって思ったら6限はずっと起きれてた。
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授業終了まであと1分。
化学の先生は次の授業に何するかを説明してる。
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5、4、3、2、1 ────
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チャイムが鳴った。
日直の合図で号令をするとすぐさま俺は2組へ向かう。
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治「Aちゃん!」
A「びっくりしたあ」
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黒板を消していたAちゃん。
俺が急にデカい声出すもんやからびっくりしてた。
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治「ふっ、ごめんなあ」
A「そんなに侑に会いたかったん?」
治「なんでそーなんねん笑」
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Aちゃんに会いたかったからや。
そう言えたら。そう言ってたなら。
君はどんな反応するやろか。
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けど今の俺にはそんな勇気ない。
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作者名:ジョン子。 | 作成日時:2020年8月8日 22時