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Aside
少しずつ意識がはっきりしてきたけど、目は開かない。今何時だろうと思ったけど、今日は何も無いから心配することもない。
もう１回眠ってしまおう。こんなにふかふかのシーツに包み込まれて温かかったら尚更、
A「…ん……？」
ベッド、ってなんで私はベッドで寝ているんだろう。昨日、設楽さんとイルミネーションを見たところまでは覚えている。でも、その後は、いくら記憶を辿っていっても思い出せない。まず、ここはどこなんだろう。
起きようとしてゆっくり瞼を開けると、目の前に設楽さんの顔があって、寝ぼけていた頭も一気に醒めてしまった。
しかも、なぜか両腕と両足でがっちりとホールドされている。全く意味が分からない。
もしかしてヤっちゃったのかと思って慌ててシーツの中を覗いたけど、服はちゃんと着たままだ。
てことは、ここは設楽さんの家なのだろうか。
設楽さんは隣でぐっすりと眠っている。とりあえず、起こさないようにゆっくりと起き上がろうとしたけど、設楽さんの抱きしめる力が強くて、そう簡単には抜け出せそうにない。
もう１度抜け出そうとしたら、抱きしめられている体がもっときつくなった気がした。
A「…いつから起きてたんですか？」
設楽「一ノ瀬が起きる少し前かなー」
にやっと笑う顔はどこか小学生を感じさせる。
A「あの、そろそろ腕と足、離してもらえます？」
設楽「やだ」
あぁ、もうほんとに小学生。
A「昨日は迷惑かけましたし、せっかく泊めさせてもらったんだから、朝ごはんくらい作りますから」
設楽「うーん…まぁいいよ」
絡みついていた腕と足が解けて、自由になる。
顔洗ってくるね、とあくびをしながら部屋を出ていった。
カーテンの隙間から漏れる光は白くて、窓を開けると、柔らかく私を包み込んだ。
時計は、午前９時を差すところだった。
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たんくねこ(プロフ) - 一気読みしました！もっと伸びていいと思います (2021年3月4日 15時) (
レス) id: 377396f242 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - ピカチさん» 非常に遅い返信で申し訳ありませんm(_ _)m そのお言葉とても嬉しいですありがとうございます！これからも気長に更新を待っていただけたら幸いです... (2018年12月16日 11時) (レス) id: 8b151125ed (このIDを非表示/違反報告)
ピカチ - とても面白く、毎日拝見させて頂いています！更新頑張って下さい！これからも応援してます！ (2018年8月20日 10時) (レス) id: 7b234a2295 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - きーやんさん» 了解しました、書かせていただきます！ありがとうございます！ (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8b151125ed (このIDを非表示/違反報告)
きーやん(プロフ) - すごく面白くて全部読ませていただきました！姫さんとかぶるのですが、私も三四郎小宮さん心待ちにしてます^^ (2018年1月10日 1時) (レス) id: 4857603498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：める | 作成日時：2017年9月30日 7時
