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Aside
いつまでたっても私は朝が苦手だ。この業界に入ってもう新人とも言えない年月が経ったが、未だに全く改善されてないのは致命的だと重々承知している。
今日もまた、夜が明けないうちにアラーム音が響いて、寝ぼけながら仕事に向かう支度をする。
昔からずっと変わらない生活。
ただ、昔と違うのは、１人ではなくなったということ。
手際よく、効率よく朝食を作ろうとしている私を邪魔する人がもうそろそろ来るはずだ。
「おはよーさん」
ほらね、やっぱり。
A「もう少しくらい寝て大人しくしててくださいよ」
徳井「え〜、なんで？」
A「うっとうしいですから」
徳井「料理の邪魔するの楽しいもん」
さっきから肩に顎を乗せてきたり抱きついてきたりする徳井さん。
徳井「もぉ、全然照れてへんやん」
A「相手にしてる暇はないので」
でも、照れてないわけではないです。
向井「あー、また朝からやってる」
呆れた様子で、犬達にエサをあげてる向井さん。
大吉「今日も朝から賑やかだね」
コーヒーを飲みながら、私達をお父さんのように見守る大吉さん。
徳井さんが、周りから座って座って、と言われて、ふてくされながら席に着くのも、今日で何回目だろう。
渡部「やっぱり今日もうまかったわ」
これの味付けが完璧だったとか、明日はあれが食べたいとか、毎日料理のコメントを言ってくれる渡部さん。さすがグルメ王。
上にある食器棚にうまく食器を片付けられないと、
後藤「あれ、また背縮んだんとちゃう？」
にやにやしながら私から食器を取って、簡単にしまう後藤さん。
川島「まぁ俺は背低くても全然良いと思うで？」
カズ「そうそう、全っ然気にしなくていいよ」
そう言いながら、180cm超えてる川島さんとカズさんで私をサンドイッチ状態にするのは悪意500％だと思うんです。
設楽「おいお前らやめてあげろよ、そんなことしたら可哀想だろ、ってあれ？一ノ瀬？」
どこどこ〜？って、完全にバカにしてるでしょ。
こんな真下にいたんだ〜！って大袈裟に驚いて、これもまた悪そうな笑みを浮かべている。
あぁ、朝から騒がしくて邪魔されて寄ってたかっていじめられて。
こんなつらい生活はいつまで続くのだろう。
でも、なんだかんだ言っても、この日常が愛おしくなってきている自分に嫌気がさす。
そしてその度、存在するかどうかも分からない神様に願っている。
このくだらない日常が、ずっと続きますようにと。
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たんくねこ(プロフ) - 一気読みしました！もっと伸びていいと思います (2021年3月4日 15時) (
レス) id: 377396f242 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - ピカチさん» 非常に遅い返信で申し訳ありませんm(_ _)m そのお言葉とても嬉しいですありがとうございます！これからも気長に更新を待っていただけたら幸いです... (2018年12月16日 11時) (レス) id: 8b151125ed (このIDを非表示/違反報告)
ピカチ - とても面白く、毎日拝見させて頂いています！更新頑張って下さい！これからも応援してます！ (2018年8月20日 10時) (レス) id: 7b234a2295 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - きーやんさん» 了解しました、書かせていただきます！ありがとうございます！ (2018年1月11日 0時) (レス) id: 8b151125ed (このIDを非表示/違反報告)
きーやん(プロフ) - すごく面白くて全部読ませていただきました！姫さんとかぶるのですが、私も三四郎小宮さん心待ちにしてます^^ (2018年1月10日 1時) (レス) id: 4857603498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：める | 作成日時：2017年9月30日 7時
