退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ14)

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凪sid

凪「A…」

貴『凪さん御影さんお疲れ様です』

そう言ってAは俺達にタオルとドリンクを渡す為近寄ってくる

どうしよう

俺負けちゃった

負けた俺にAは失望してるかな

もう俺に…興味がなくなったかな

Aが見ている所で負けてしまった
その事に対して焦りを感じる凪

自分とAは似ている
だからこその焦りだった

今まで興味があった物でもふとした時に興味が失せたら普通に切り捨てる

省エネ主義のAなら尚更だ

貴『これ、タオルとドリ「Aっ…！」』

凪「お、俺…点沢山取ったよ」

貴『…』

凪「チーム内のランキングも1番上だった

練習も……前よりかは、ちゃんとしてるし一次セレクションも通過した」

玲「凪…」

だからどうか…

俺から離れないで

そう願いを込めて発した言葉

この場には玲王もいるけどそんな事は気にしてない

俺はAを引き止めるために必死だった

貴『知ってますよ』

そう言うAはいつも通りで無性に次の言葉を聞くのが怖かった

俺はこの状況に耐えられなくなってAから目を逸らし下を向く

.

ﾎﾟｽｯ

.

貴『頑張りましたね』

凪「……

ぇ」

目線を少し上げAを見ると目の前には腕が伸びており俺の頭に当てられた手の感触

俺は今Aに頭を撫でられていた

凪「…怒って無いの……」

貴『何を怒るんです？』

凪「失望したり…」

貴『だから何を「俺試合負けたんだよ」…

それが何で私の怒ったり失望したりする理由になるんですか』

離れていくかと思っていた
けどそうじゃなく、Aはむしろ頑張ったと褒めてくれた

凪は驚きを隠せずAをみる