退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ10)

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私の朝は選手達よりも1時間ほど早い(基本5時起床)

ごはんを食べながら昨日の続きの動画を見る

だけど一度ベッドから転がり落ちたのにまたベッドでだらだらとしている凪さんが視界に入りため息を溢した

貴『凪さん、そろそろ部屋に戻ってくれません？他の人に見られるのはまずいですし凪さんも今日は一次セレクション最終試合ですよね』

凪「どっかの誰かさんに突き落とされたせいで背中痛いから無理ー」

貴『それは謝ったじゃないですか』

凪「てか俺の朝ごはんは？」

貴『凪さんは決まった食事があるでしょ』

凪「ケチ」

今日は私がひそかに楽しみにしているチームVとチームZの試合

ここまでの試合でチームZは確実に各々が成長していてチームとしてもまとまりつつある

それが凪さん達にどう通用するのかが見たい

今回はリアルタイムでかならず見る((その分仕事終わるのは遅れるけど気にしない

貴『今日の試合、頑張って下さい』

凪「…ちゃんと俺の事見ててね」

貴『はい、応援してます』

凪「チームZの奴よりもだよ」

貴『？はあ…』

「じゃあまた約束」

そう言うと凪さんはベッドからおり私の方へと近づいてくると昨日と同様で背後から私を抱きしめる

違うことといえば…

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ﾁｭｯ

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貴『！』

凪「…」

耳のそばで聞こえたリップ音

何を思ったのか凪さんは私の首筋に唇を軽く押し当てたのだ

私はすぐさま感触のあった部分を手で押さえ振り向く

貴『な、何してんですか…！』

この時の私は動揺していた

照れていたとかではなくいつもの凪さんからは考えられない行動、また首筋に唇を当てられるなんて初めてのことでびっくりした

凪「ｸｽｯAが慌ててる」

貴『っ…当然でしょう…』

これまたいつもの凪さんからは考えられない突然の笑み

多分今の私の顔色は少し悪いと思う
よくある照れて赤くなるとかでは無く体調崩して青くなってる方に近い

貴『もぉっ早く出ていってください…！』

凪「えーこんなA珍しいからもう少し見ておきたい」

貴『駄目です！くっつくのも駄目！』

凪「は、それは無理」

腕に力をこめられる前に凪さんの手の中から逃げ、これ以上近づけば張り倒すぞオーラを出す

私は今日初めて凪さんに対して警戒心をもった