退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ17)

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貴『痛いし重いぃ…』

凪「逃げるのが悪いんだよ」

仰向けの状態の私にまたがり両手を拘束してくる凪さん

多少頭にも衝撃を受けた私は眉間に皺を寄せ不機嫌オーラを出すが、上に乗っかる痛みの元凶は心なしか満足そうな様子だった

玲「おい大丈夫か！？
凪も手加減しろよ危ないだろ」

凪「ちゃんと布団の上選んだし大丈夫でしょ」

玲「頭打ったように見えたぞ」

凪「倒れる瞬間頭に手挟んだし平気平気ー」

貴『…』ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ

凪「お、珍しくAがイライラしてる」

貴『分かってるならどいてくれます』

凪「どいたらまた逃げるでしょ」

当然だろ。と心の中で悪態をつきつつ抑えられた両手に力を込める

凪「Aって案外力あるよね
何かスポーツしてたの」

貴『解放してくれたら言います』

凪「言えば考えてあげる」

私が力をこめれば込めるほど凪さんもそれに合わせてくる

やっぱこの状況だと主導権は上に乗っている凪さんにあるか…

貴『……

武道を少し。』

凪「へぇ〜だから今日の朝も俺の事突き飛ばせたんだ」

玲「(突き飛ばされたってあいつ何したんだよ。)」

貴『言いましたよ。ほらどいて下さい』

凪「んー」

凪さんは私の上で考える素振りをしつつ私を見る

えどく気ある？

無かったら本当に手出すけど

凪「仕方ないからどいてあげる」

貴『(あ、良かったどく気はあったんだ)』

凪「これしたらね」

貴『は？』

凪さんは私の首にかかっていた毛をはらう

そしてそこに向かって

貴『っ！』

玲「な、ぎ！！？」

斬「あいつ何してるんだ？吸血鬼のモノマネ？」

チクっとした痛みが首筋に走る

凪「おぉついたついた」

貴『は、え、、、』

凪「たまたま流れてきたドラマの予告で見てさ
してみたかったの」

そういうと凪さんは立ち上がり私を腕を引っ張って座らせる

凪「どんなのかなーと思ったけどこれ凄く良いね、俺の物って感じがして

キスマークって言うらしいよ

ねえ、反対っ側にも付けていい？『良いわけない』」

そして私は凪さんの頬に向けて平手をかました