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「結、仕事終わり？」
結「終わりだよ。行こっか」
今日は結と夜ご飯を食べる約束をしてた。
会社を出て近くの居酒屋に入ると、
結の一言でこれから久しぶりに結と食事だぁなんて
浮かれてた私も現実に引き戻される。
結「そういえばさ、最近ふっかさんとどうなの？」
「どうして？」
結「ふっかさんの話ばっかりしてたあんたが急にしなくなったからでしょ。」
「あー…」
結「まさか、別れた？」
「いや、」
結「なにそれwww」
別れてないし、別れたくない。
なんなら一生一緒にいたいし次に付き合う人なんていないと思う。
でも、ふっかさんはどう思ってるんだろう。
私と別れたとしてもすぐに新しい彼女ができちゃう？
結「あ〜もう泣かないのっ」
「えっ？…」
結「なんかあった？ふっかさんと」
私の涙をおしぼりで拭ってくれた結を見て
泣いてることに気がついた。
こんな話できる人他にいないし…と思って結には全部話した。
自分の事のように聞いてくれるからもっと涙が出てきて。
「私のこと、ほんとに好きなのかな…」
結「んー、…Aのこと彼女って割り切ってるんだと思うよ？相手はマネージャーだから仕事の人って。それ以上には見てないと思う。」
「でも、」
結「ん？」
「私は家に送って行ったりとか
そこまでしないでほしいって思っちゃう…
電話も、私がいないとこでしてほしい…
でもふっかさん、嫉妬とかされたくないと思うし
ふっかさんも嫉妬するタイプじゃないから…」
結「Aはそうだよね、やだよねそれは。
でも、マネージャーもマネージャーだと思う。
気がなかったら彼女いるのわかってるんだし送ってもらうようなことしないと思う」
たくさん話を聞いてもらって、最終的にはもう少しひどくなったらまた考えようってことになった。
居酒屋を出て、結とバイバイをして反対方向に歩き出す。
ほんの数分。
ほんの数分歩いたときの出来事。
“あれっ？たつやくんは？”
“ふっか？ふっかあっち”
“たつやくーん！途中まで送ってください”
“え、また？”
“お願いします、ひとり怖いもん”
“んー…んじゃ、そこまでね？”
目の前には照くん
そして、ふっかさんと女の子。
きっとこの子がマネージャーの子なんだ。
私はもう一度来た道を戻って結に電話した。
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ゆりりん(プロフ) - 話の内容も素晴らしいほど上手でスラスラと読んでしまいました。ふっかにリアコな私はどストライクです。これからも更新頑張ってください。応援してます！ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 4be93e9405 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年11月7日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - バナナさん» ありがとうございます！ゆっくりな更新ですけどがんばりますね！ (2019年11月7日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 作者様の言葉の選び方がとても素敵で読んでいて毎回キュンキュンしてます^ - ^ (2019年11月7日 0時) (レス) id: 5050dd5593 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ(プロフ) - いつも楽しく見させていただいてます！この後の大きな出来事もめっちゃくちゃ気になります笑これからも頑張って下さい！ (2019年11月6日 23時) (レス) id: 46f56e27d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実玖
| 作成日時：2019年10月19日 21時
