○37* ページ37
.
『もう慣れた?』
向「んー、まぁ、まぁって感じっすね」
今日は康二と仕事終わりご飯食べに来た。
大阪から出てきて半年たったとはいえ、長年過ごしてきた地と違う地での生活は精神的に負担がかかると思う。
ストレス発散にもなるかなと思ってたまにふたりでごはんに来るんだ。
向「あ、ふっかさんなんか飲み物飲みますか?」
『いいから康二!なんも気にすんな!』
仕事では面白おかしくたくさんの笑いを取る康二だけど、音は誰よりも真面目でひとりで抱え込んで、周りにすごく気を使うタイプだ。
俺たちもまだ一緒に仕事をするようになってから日は浅いかもしれないけど、それ以上の絆と結束力ができてる。
だから、康二をひとりにはさせたくなくて。
『無理だけはすんなよ康二。いつでも辛くなったら言いなね』
向「ふっかさん… ほんまにママみたいや…」
『ママよ』
向「ふっかさん大好きやぁぁぁ」
『うるさいうるさいww』
俺の右腕に擦りつく康二はただのガキンチョだ。
向「そういえばふっかさん、Aちゃん元気にしてはりますか?」
『あー、…うんまぁ元気かな?』
向「ふっかさん、この前めっちゃ暗かったやん。なんかあったんかなぁ思ってたんやけど元気ならええわ。いろいろあるんでしょ?」
『まぁ、それなりにいろいろね。仲はめっちゃいいけどね』
向「ふっかさんこそ、溜め込まんで言ってくださいよ?」
『はいはい、ありがと笑』
あれからと言うもの、Aも元気にやってる。
ただ、怖がらせないように夜に恋愛ドラマとかは避けたりお風呂上がり裸で出ていくことをしないようにしてる。
とりあえず変なムードになんないために。
Aに思い出させるようなことはしたくないから。
向「また、ぼーーーっとして」
『面白いこと考えてんだよ』
向「ふっかさんは嘘つきやなぁー。
わかりやすいわぁ。」
そう言って笑う康二。
康二には申し訳ないけど、こうやってメンバーと一緒にいるときでさえAなにしてんのかなとか考えてしまう。
心配で心配で仕方ない。
向「はぁーうまかった。ふっかさんまた連れてきてください」
『はいよー』
また明日、と言う康二にひらひらと手を振ってAの家に歩いた。
1092人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほの - 実玖さん» 私もしょっぴーとふっか好きです!ちなみに私はめめ推しです! (2019年10月29日 17時) (レス) id: 09e43cf4c2 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - ほのさん» ありがとうございます!誰担か…と言われるとしょっぴーとふっかさんよりのオール担…ですかね!でもみんな結局大好きなので選べません(泣) (2019年10月29日 0時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
ほの - 今日見始めました。読みやすいし楽しいし最高です。質問ですけど作者さんは誰担ですか? (2019年10月29日 0時) (レス) id: 09e43cf4c2 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - mikkyさん» いつもかなり、んー、ふっかさんならどう言うかなぁって考えながら書いてるので、ふっかさんらしく書けてるのであれば嬉しいです! (2019年10月14日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
mikky(プロフ) - 全ての言葉・言動がふっからしい。こういう風なんだろうなって読んでいてハマってしまいました!またの更新待ってます^ ^ (2019年10月14日 4時) (レス) id: fd56c0dfc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実玖 | 作成日時:2019年9月28日 23時