季節はずれの雪と恋。T.F

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ちゅうしたい、なんて言われたら俺だって男なんだからドキッとする。




そんなこと言ってたAはちゅうしながらいつの間にか眠りについてて。笑


こんな人いる？って思った(笑)






「んーっ、…」


『、ふふふっ』









俺の腕の中で伸びするAが子どもみたいで思わず笑ってしまう俺。




好き、って伝えてくれるのがほんとに珍しいくらいでまじで嬉しかった。




思い切って言ってくれたんだろうなぁって思う。
ほんとにAは言葉で表現するのが苦手だから。



俺は怒ったりはなかなかできないけど、わりと思ったことはちゃんと言うタイプだと自分では思ってる。

Aがどう思ってるかはわかんないけど、愛情表現がたりてないと言われればまぁ…今以上に頑張る(笑)







「ふっかさん、…」


『ん、あ、え？起きちゃった？』


「ふえぇぇぇぇぇんっ、…」


『どうしたA！今日仕事でなんかあった！？』


「ちっ、ちが、くてっ…」









急に起きたかと思えば俺を見るなりしゃくり上げながら泣きだしたAにびっくり

ぎゅうっと俺の方に寄せて、どした？って聞くと









「ふっかさんが、どっか遠くにいて会えなくなっちゃう夢見た…」


『遠く？』


「はい… どこかはわかんなかったけど、すっごい遠くで。ふっかさんに、もう会えないって言われて…」


『大丈夫だよA、夢だよそれは。
仕事以外で遠くには行かないし、会えないなんて言わない。俺が会いたいもん』









ほんとに？どこにも行かないですか？って不安そうに何度も聞くAの涙出いっぱいになった目にキスして。








『好きすぎて、離らんない。』

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