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. 渡辺side
思い返してみれば、話し始めたら止まらないくらい、今まで無意識に頑張ってたかもしれない。
Aの様子がおかしければ真っ先に後を追ってあたかも偶然を装って話しかけに行ったり、なにかをするときはすかさず隣キープして。
結局俺も好きだったんだ。
何年も一緒にいて、気づくのにこんなかかる？って自分に思ってしまった俺もかなりAに負けないくらい鈍感なのかも。
「翔太は、いちばんだったよ」
渡「うん」
「いつも助けてほしいときに、そばにいてくれた」
" 大好き "
いつもの無邪気なAじゃない
真剣な顔で俺を見つめるAに、ほんとにそう思ってくれてるんだなって思った。
2人きりの空間、目の前にある潤った大きな目、
カチカチと一定の音を刻む時計の秒針の音が
俺を吸い寄せるかのようにどんどん近くなる。
渡「俺も、大好き。大事にする。」
俺の右手にきゅっと掴んだ小さな手を握り返して、
今まで分の好きの想いを詰め込んで優しくキスした。
「っしょ、た、…」
小さく可愛い声を出したAを見ると、いつも白い肌は真っ赤になってて。
渡「どしたの、」
「そんなにちゅうされたら息できないよっ…」
渡「いや、息はしろ！」
「どうやって？」
渡「鼻呼吸」
「…たしかに。」
かわいい、かわいすぎる…
こんな生き物を今日から俺のものにできるって最高すぎて、今まで頑張った自分を褒めてあげたい。
渡「寝る？」
「帰る」
渡「は？ふざけんな」
「なんで」
渡「だめ、逆になんで帰んの」
「恥ずかしいもん…」
渡「俺は一緒にいたい」
「んーーーーーーっ、そういうこと言わないで！」
また顔を真っ赤にしてそっぽ向くAのほっぺにちゅってすると、もうやだから寝る！って言って寝室に入った。俺の家なんだけどね。(笑)
ベッドに入れば壁の方にちっちゃく丸まってたから、無理やりぎゅっと中心に寄せて。
渡「そんな端っこ行かないの。」
「真ん中はいやだ！」
渡「なんでよ」
「だって近いんだもん…」
渡「端っこで俺が寄れば一緒じゃん」
「だから来ないで！」
渡「最低だなお前！」
「恥ずかしいんだもん！」
今まで普通だったことも、関係性が変わればこうなるってことを痛感した今日のこの頃。
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モッチー - はじめまして、とても面白いです！大好きです！ (2020年1月19日 19時) (
レス) id: c98dafb32e (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！！これからもぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2019年9月17日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - risaairi1207さん» よかったです汗 ありがとうございました！ (2019年9月17日 6時) (レス) id: 14ab37bdb1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！凄く面白いです！！大好きです！！うちはラウールと阿部ちゃん大好きです！！いつも更新ありがとうございます！！頑張って下さい！！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
risaairi1207(プロフ) - 全然です！もう読みながらニヤつきが止まりませんでした！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 0317587654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実玖
| 作成日時：2019年8月30日 21時
