たったひとりの、Snow Girl.

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. 宮舘side








動画の撮影ももう終盤で、1泊2日は収録忘れるくらい楽しくてあっという間だった。





深「さぁどうでしたかみなさん」


「なんか10人でお泊りっていうのは初めてだったからすごい楽しかったなぁ」


目「なんか入ってすぐで生意気って思われるかも知んないんですけど、今回のこの企画ですごいみんなとの距離が縮まったのかなって思いましたね」


岩「いや、それはみんな思ったと思うよ」








そうだよ、目黒だけじゃない



7人だった俺たちの思い出に10人になってからできた思い出を上書きするんじゃなくて、


また新しいフォルダーを作って思い出をたくさんその中にためていきたいと思う。






今まで頑張ってきたことも素敵な時間と経験だったけど、これからの時間と経験していくことは今までよりもきっと、いや絶対、最高の思い出になっていくから。








阿「僕からこの企画を通して、みんなにひとついいですか」


深「ん？」


阿「実は昨日みんなに向けて手紙書いたんだよね」


向「えーやめて！泣いてしまう！」







いつも控えめというか、一歩引いて周りを見てる感じの阿部ちゃんがこうしてアクションを起こしたことが俺は少し意外だった。




成長したなって。





阿「じゃあ読むね、」







そう言い切ると、車内はみんな静かになった。

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