トレーナーは女の子。#8

◇192 酔っぱらい。坂本side ページ42

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風呂から上がってリビングに戻ると、珍しくチューハイ片手に鼻歌を歌ってたももたろう


まーた、弱いのに飲んでしまって…
お世話する俺の身にもなってやー…笑





『ももたろう、もうやめた方がええんちゃう？』

「ふふ〜んっ♪」

『ふふーんやなくて(笑)』









トロンとした目で俺を見るから、なんか… 眠くなってきたwww



いっつもならあかんで。
そんな目で見られたらすぐベッドに連れてくんかもわからんけど、今日は俺が眠いわ…







『俺、眠いんやけどっ…』

「寝ていいよー？」

『は、』








寝るときはふたりで寝るって言うたやん
って、なんかこんなん言うて子供みたいやん俺。









『一緒に寝る約束』

「でも、まだ残ってる…」






俺の前に持ってた感を少しだけ振るももたろうから、その缶を奪ってごくごくと俺が飲んだ。



あーあ、って言うももたろうは無視して、手を引っ張るけど立つ気なし。








『はよ、立って』

「やーだ」

『なんでやねん… もう俺眠くてぶっ倒れんでー…』

「んーっ… だっこ、だっこがいいっ…」









こういうときに限ってめっちゃ可愛いやん…



今ももたろうを抱き上げたら倒れるんちゃうかってくらいうとうとしてるけど、頑張ってAを抱き上げた。

きゃっきゃと笑顔のAと、今にも眠りそうな俺。





とりあえずベッドまで行ってすぐに中に入った。


そしたらAは中にもぐって俺の胸にぺったり顔をつけて、






「さかもと、寝てもぎゅうってしててね？」

『…ん、… おやすみ』

「おやすみー」









初めて、俺のほうが眠さに負けたわ。

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