◇199 ブーイング。坂本side ページ49
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DeNAから移籍してきた山口さんが今日は先発
グラウンドに出てきた山口さんにスタンドの青い軍団からは、思っていたよりも大きなブーイングが起きる。
それでも山口さんは、“ジャイアンツの選手なんだ”って気持ちで笑顔で出てきてくれた。
そんな山口さんの表情を見て安心した俺は、みんなと一緒に山口さんにブーイングを送ったwwww
「この前のようには、いきませんよね」
山「そうだね…」
「落ち込んでもしょうがないです!次頑張りましょうっ」
今日も負けてしまったんやけど、こいつのこの石みたいに強いメンタルってどっから来てるんやろ…(笑)
『ももたろう、夜ハンバーグ食べたい』
「じゃあ一緒に作ろうよ」
なんだと?俺がハンバーグを作る?
ははははは、もう笑えてくるわ。
こいつは俺がそんなんできると思ってるん?
絶対に、
「できます。」
『おい、心ん中の声読むなよ』
「簡単だから、一緒にしよう?」
なにこいつの目。
丸くて少しうるうるしてて。
人を簡単に引きよせるような、真っ直ぐな目で見られたら断れないやんけ。
『んじゃ、帰ろ』
村「じゃーな、バカップル」
「ちょっと!そんなんじゃない!」
『なにを照れてんねん』
「照れてないし!」
小「顔真っ赤」
「…くそったれ」
亀「そうくんのかよwwww」
口はかわらず悪いようでね(笑)
ドームを出てそのままスーパーに寄り、家に帰った。
手を洗ってうがいして、ふたりでキッチンに立つ。
ふたりで一緒にキッチンで何かをするのは、前に俺が炊飯器の使い方を教えてもらった時以来のこと。
ほんまに大丈夫なんかなぁ…
「じゃあ私今から玉ねぎ切るね」
『俺は?』
「私が切った玉ねぎをひき肉の中に入れてもにょもにょして」
『おっけーい。』
コンコンコンッとリズムよく刻まれる玉ねぎ
それを見てる俺は、目がもうヒリヒリヒリヒリ。
『ちょっ、… ティッシュ!』
「え、なに泣いてんの」
『玉ねぎが俺の目を攻撃してくる』
「あらら」
『なんでお前そんな間近にいて泣かんの』
「もう慣れた」
『そういうもんなんかぁ…』
慣れって、すごいですね。
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実玖(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!明日は移行予定です! (2017年7月5日 22時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - えりさん» 私も苦手です…wwww (2017年7月5日 17時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
えり - 玉ねぎwwうんうん、わかる〜あれは慣れですホント(笑) (2017年7月5日 12時) (レス) id: 10f951dba3 (このIDを非表示/違反報告)
えり - お久しぶりです(*´ω`*)水っぽいものww夏場は私もそうやから人の事言えないです(笑) (2017年7月5日 12時) (レス) id: 10f951dba3 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - テストお疲れ様です!楽しみにしてました((*´∀`*)) (2017年6月30日 20時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実玖 | 作者ホームページ:http://mikupepe//pa-na
作成日時:2017年4月21日 23時