Play Ball. １０(完)

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今日はみんなでピクニック。
はなちゃんにお花で冠を作ってあげるとすっごく喜んで








曄「ぱぱーっ！見てー！ままが作ってくれた！」


『おっ、可愛いなぁっ』


成「ぱぱもままとおててぎゅってして」


「んー？」


『はーい』









私の隣に来てすっと手を握ったはやと。
広い丘の上に大きなシートを引いて、ふたりで座ってなるくんとはなちゃんを眺めてた。









『おっきくなんの、早いなぁ』


「そうだね、私も少しはオトナになった？」


『そりゃもう、Aもしっかりしたわ』


「ふふふっ」








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曄「ねぇねぇなるくんっ！はなのほっぺにちゅうしてー？」


成「ちゅう？ん、ええよっ」







まるで私たちの会話をそっくりそのまま聞いたみたい。









「なるくん、はやとそっくり」


『はなも、Aそっくりやね』








ほんと、そっくりすぎるほどそっくり。




関西弁も、絶対はやとの影響だもんねw









『あれっ、Aはないん？』


「なにが？」


『俺にお願いないん？』


「んー…」


『ちゅうして、やろ』


「あっ、そういうことかーっ！ちゅうして？」


『ん、ええよっ(笑)』






曄「あっ、ぱぱもちゅうした！」


『ぱぱもままのこと大好きやからー』


成「ままもぱぱのこと好きー？」


「うん、好きだよー？」









たぶん、いや絶対



この幸せな時間に変えられるものはないと思う。

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