Play Ball. １０(完)

473 Happy Birthday ページ23

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今日は成と曄の初めての誕生日。









「お誕生日おめでとー！」


『おめでとーっっ！』


曄「あぁぁいっ！」


成「ちゃーーいっ！」









いまだに赤ちゃん言葉はわかりませんが、喜んでいるのはたしかですw



美味しそうにケーキを頬張る成と曄に加えて、俺の隣ではAもクリームをくっつけながら食べてる。









『ちょっ、ついてんでー？』


「だっておいしいんだもーん！取ってー？」









取ってーやって♡ しゃーないなぁ、取ってやろう。









「ふ、んん…」


『ふはははっw 取れたでー』


曄「ちゅうーっ！」


成「ちゅっちゅー」









Aにちゅうしてぺろっとクリームを舐めると、恥ずかしそうに顔を真っ赤にするA。
もうそんな顔せんでー？誕生日どころやなくなってしまうやーん！









『あほっ、』


「なぁんでー！」


『あほやん！可愛い顔ばっかしやがって』


「してないもん。ねー？はなちゃーん？」


曄「にぇー？」


『してるよなー？なるー？』


成「はぁあいっ」


『曄も成も俺に感謝しいやー？こんな可愛いママ他におらへんでー？』


「そんなことないし、感謝って言われてもまだふたりともわかんないよ」


『それは残念やなぁ』


「はなちゃんもなるくんもケーキ美味しい？」


「「おい、ちっ！」」


「んふふーっ、よかったー」









このケーキ、実はAが作ったやつ。
ほんまになんでもできるんやから…
あ、そういえば









『あんなー？俺の高校んときの先輩の奥さんがベビーシッターの仕事してるんやけど、ふたりとも1歳になったし頼まへん？そしたらAも野球できるやろ？』


「そうなのー？んー…でもかわいそうじゃないかなぁ…」


『幼稚園とかに預けてしまったら送りはなんとかできたとしても迎えの時間は無理やし…
ナイターやったらかなりの時間になってしまうから、預けるよりはと思ったんやけど…』


「戻りたいけど、監督とか球団がなんて言うかな…」









そんな心配まったくいらない。

監督もみんなも、早くAに戻ってきてほしいんやから。









『待ってんで、みんな。ずーっと心待ちにしてんねんでー？w』


「えー、じゃあ野球したーい」


『明日監督に話してくるわ』


「うんっ」









曄「まんま」


「んー？」


曄「ふんふんっ」









おもちゃのバッドを振る曄。
あーーーーーーー可愛い…


ほんまにAみたいやーーー…

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