Play Ball. １０(完)

451 イタリア到着 ページ1

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初めて来るイタリアにテンションマックスの私たち。
正直私は新婚旅行はどこでもよかったw


とりあえずはやととふたりだけでいれればそれでよかったんだけど、
はやとが“イタリアは？”って言い出したとき、行きたいんだろうなと思っていいよって言ったんだ(笑)


けど、来てよかったーって一瞬で思った！まず日本とのちがいに感動。
もうね、帰りたくない！w









ホテルのお部屋はスイートルーム。しかも最上階。
新婚旅行がこんなに豪華だと、なんかちょっと緊張しちゃう…









『A海見てみ！きれいやで！』


「わぁっ…！」









なんか、緊張とはちょっとちがうかも。
ワクワクしすぎて気持ちと身体が反比例だ！









『イタリアに住みたい』


「私も」


『このまま住んじゃう？』


「うん！」


『あほ、冗談やw もしここに住んだら野球は無理やなw』


「そっかー… そういえばさっき内海さんとちょうさんからライン来たんだけど！」


『嫌な予感。』









そう言ってスマホの画面をつけたはやとは、顔面蒼白。









『着信106件。LINE385件。メール65通。』


「すごーいっ」


『なに感心してんねん！ 絶対もう連絡しないでください！一斉送信！』









よしっ、とはやとはスマホをポケットに入れて私の手を取った。


時間も時間だし、ここまで来るのに時間かかって今日は疲れてるからって言って
真っ直ぐホテルにチェックインした。









「プールついてるー！」


『明日入ろうな』


「観光はぼちぼち行こ」


『うん』









はぁっ… え！？ お風呂アワ風呂だー！









「見て見て！お花浮いてる！」


『ほんまや！一緒に入ろ！』


「…」


『なんで無視やねん！w』


「だって絶対変のことするもん」


『ここではしない』


「じゃあ別のところではするってこと？」


『それはどうやろな』









新婚旅行初日。 夜は長くなりそうです。

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