トレーナーは女の子。#2

◇95 相談ごと。坂本side ページ45

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「ねぇ、さかもと」

坂「なにー？」

「まだ、誰にも言っちゃダメだからね」









なんやなんや、めっちゃ気になるやん。
誰にも言うたらあかんて、秘密の話やで？ちょっと嬉しい(笑)




さっきまでキラキラ眩しかった太陽も、今ではすっぽりと雲の影に隠れてしまった。
ももたろうの表情は、太陽というよりも雲の状態。









坂「言うてみ」

「あの、私… WBCついて行くことになった。」

坂「え！？ほんま！？」

「うん」









ちょっと待って、めっちゃ嬉しいねんけど…
あっちに行ってもももたろうと一緒におれるやん！！でもそのなんか考えてそうな顔はなんなん？ほんまは俺とあっちに行っても一緒はいやなんやろか…









「でも、ちょっと不安なんだよね」

坂「なにが？」

「んー…」

坂「俺も一緒やでー？不安なことないやん」

「…もし負けたとき、どれくらいみんなをフォローできるか。私大丈夫かな」









なんや、そんなことかいな。









坂「大丈夫やって！！！ ぜーーーったい大丈夫やから安心せえ！」

「んー…」

坂「不安にばっかり思ってると、ちゅーすんで？」

「よしっ、頑張ろ頑張ろっ。(棒)」

坂「おおおおいっ！！！」

「もう大丈夫。ありがとうさかもと。不安０だわ」






こいつはほんまに！(笑)









坂「一緒に行けることを喜べ！」

「それはっ…」









おっ、効果覿面。顔真っ赤やでー？ツンデレももたろう。









坂「俺は嬉しいで？」

「…私は普通。」

坂「うそやん。そんだけ顔赤くしてんのによくもそんなことを。
絶対ホテルの部屋一緒にしてもらお。別の部屋になったらなにされるかわからんからな」

「やだあー！」

坂「なんでやねん！」

「ばれちゃうじゃん！」

坂「ええやん！一般人に見られるわけやないし、もしメンバーに感づかれたときは口止めしとけばええねん」

「ベッドは別々だから。」

坂「ええよ。」

「あっ？ほんと？いえーい」

坂「寝たころにおまえんとこ行くから」

「変態」

坂「変態で結構。」









当日はどんなんなるんやろ…(笑)

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