検索窓
今日:54 hit、昨日:32 hit、合計:839,070 hit

◇89 伝えられるはずだった。 ページ39

.






「さかもと、」

亀「ん?勇人?今おらんでー?」

「えっ… どこ?」

長「んー…」









理由を言うのをためらう長さんは、ちらりと私を見る



私の早く言ってオーラが長さんを焦らせて、やっと話し始めた。









長「まえ付き合ってた女が… また付き合いたいってしつこいらしくて、今外まで来てんだよ…」

菅「話せば済むからって、めんどくさそうに行っちゃった」

「…そっか」

亀「用あったんやったら勇人に言うとこかー?」

「大丈夫。大した用じゃないし」

亀「そうか…」









ロッカールームを出て、トレーナールームの自分の席に着いた。


ため息をついても私以外誰もいない部屋にはより大きく響いて
最悪なことにここの場所からは外が見える。
もちろん、さかもとの姿も。






長い茶色の髪がふんわりとゆるく巻かれていて、背の高い目鼻立ちがくっきりとした、まるでモデルさんみたいな女の人。


その女の人が、さかもとに抱きついた。






私なんか足元にも及ばない…

自分から抱きついたりなんてできないし、あんなに可愛くもキレイでもない。
やっぱり私にはさかもとはもったいない。









10分くらいぼーっとしてたら、“失礼します”と入ってきたのはさかもとだった。









坂「あれっ?ひとりやったん?
俺のこと探してたって長さんから聞いたんやけど、なんか用あった?」

「…んーん、もう大丈夫」

坂「ほんまか?なんかあるんとちゃうん?」

「大丈夫… 大丈夫だから、」

坂「なんかあったら呼んでなー」









これじゃ前と元通りだ。



女の人とはどうなったんだろう





復縁もありあえる? それともすでに復縁しちゃった?









こんなことばかりが頭に浮かんでしまう。









ほんとは今日、伝えるはずだったんだけどな…

◇90 坂本side→←◇88 雨。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (150 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
624人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

実玖(プロフ) - えりさん» ふたりらしい物語にしますww (2016年9月23日 22時) (レス) id: 27cb381ae6 (このIDを非表示/違反報告)
えり - やっぱりですか(笑)WBCの話坂本さんとのやり取り、そうそうコレwwwって笑ってしまいました(笑) (2016年9月23日 22時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - えりさん» ですよね!!そうは考えてました! (2016年9月23日 20時) (レス) id: 8bab5adde2 (このIDを非表示/違反報告)
えり - イチャイチャよりツンデレみたいな2人のが似合う気がします(笑) (2016年9月23日 9時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - えりさん» もも姫らしくしました!(笑) みなさんはイチャイチャするとことか見たいものなのでしょうか?(* ̄ー ̄) (2016年9月23日 6時) (レス) id: 27cb381ae6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:実玖。 | 作者ホームページ:http://mikupepe//pa-na  
作成日時:2016年9月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。