Play Ball. ８

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俺の家に先週から泊まってるAは、家に帰ってくるなりココアをひと口。









『あきないん？』


「ココア？」


『うん』


「あきないよ、大好きだもん。
私、嫌いになったら絶対好きにならないけど、ココアだけはそれは絶対ない。」









じゃあ俺は嫌いになられたら終わりやなw









『そうですかっ。 ほれ、はよこっち来い』


「待ってー、今日寝るとき寒いかなぁ…？」


『薄着でも大丈夫や、俺が抱きしめといたるから』


「なっ！//」









なにを急に顔赤くして。

いっつもぎゅーってして寝てるくせして恥ずかしがんねんから。









『あー寒い、ひとりだと寒くて死んでしまうー。
早く誰か来てーっ』


「わっ、わかったから！」









しぶしぶベッドにもぐりこんでくるAを俺の腕の中に閉じ込めると
ぺったり俺の胸に頬を寄せる。



こういうとこはちゃんと可愛いんやから









「はやとの心臓の音する」


『してへんかったら死んでるやん』


「ばか」


『あほ』









口ではこう言うけど、ほんまは好きやで。



なぁ、Aも俺のこと好きやろ？









「好きっ…」


『！』









こいつは俺の心ん中までわかんのかよ…









『俺も好きやで』

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