Play Ball. ８

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アナ「今日のヒーローインタビューは、仲良しトリオでーす！」









そう紹介されたのは


私とちょうさんとはやと。




３人そろって、今日は猛打賞だった。









アナ「長野選手！ 今のお気持ちを代表として一言でお願いします！！」


長「最高でーーーーす！！」


≪≪≪きゃーーーーっ！！！≫≫≫









黄色い歓声が響く中、インタビューそっちのけで面白そうな記者の人を探し始めた私とはやとを見てちょうさんは、帽子で私たちの頭を叩いてアナウンサーの人に
すいません、とあやまった。









アナ「タイムリーを放った時はどのような気持ちだったでしょうか！」


『そうですね、１番の長さんと２番のこのチビが塁にいたんで、なにがなんでも打ってやろうと思って打席に入ってしっかり結果が出たんでよかったです』


「チビじゃないもんっ！」


アナ「野球もプライベートも順調なようですね」


『絶好調っす』


長「おい、惚気んなよ」









お立ち台から見るスタンドは、女の子たちが前のめり




さかもとこっち向いてー！とか、かっこいいとか、いっぱいカメラでカシャカシャされてる。









アナ「結月選手はかなり粘ってヒットに持っていっていましたが！」


「ヒットになるのが一番ですけど、もしならなくても次の人のことを考えて
とりあえず粘ってピッチャーを疲れさせようと思って当てにいってました」


アナ「坂本選手は2ヵ月後の11月にWBCも控えておりますが、どうでしょうか」


『えー、今はチームの優勝を一番の目標として頑張ってるんで
それはまた別に目標をしっかりとたてて侍ジャパンとして頑張りたいと思います』


アナ「今日のヒーローインタビューは坂本選手、長野選手、結月選手でした！
大きな拍手をお願いします！」









そっか、…


はやと侍ジャパン…






会えなくなっちゃうじゃーーーーんっ…

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