Play Ball. ８

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椋「はあっ…」


菅「どうしたw」


椋「見ました？これ…」


菅「あぁ…」









智之くんが私に見せてきたのは、私とはやとの昨日取られたと思われる写真だった



これを見て思い出すのは
はやとが私の手を優しく握ってくれたのでもなく、
記者の人に堂々と答えてくれたことでもなく。






あのカツラの人wwww









菅「なに！？w」


「うははははははははははははははははっ笑」


椋「壊れた！」


『なにしたんっ』


菅「勇人さん、Aが壊れました」


『はぁ？』


「は、はははははやとっ！w これっ！」


『なんや、はははははやとってw
これ？ あー、ラブラブやなぁ』


「ちがうっ！w 昨日の記者の人っ、(笑)」


菅「記者？」


『まぁ、こっちの話』


椋「うわっ！ ひみつにしたー！」


『ええやろ別に！ Aちょっと来て』









はやとの後ろをついて行くと、気がつけばもうベンチまで歩いて来てて
今日もたくさんの報道陣。




その中の人を軽く指差したはやとの目線の先には昨日のあの人！








「うぇっ！？」


『２日も連続で会えんのなんて奇跡やで？
拝んどきー？』


「今日はずれてないw」


『２日もずれてるわけないやろw
このこと、俺らだけの秘密やで？』


「うんっ」









ただカツラがずれてたことを秘密にするなんて、変な私たち、なんて思いながらも
「ふたりだけの秘密」って言うのが嬉しかった。









「一緒に走ろう？」


『おう』

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