Play Ball. ８

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「やすさんもう疲れたーーー」


片「うそつけーっ、体力あるくせにっ」









もう15分も走ってるんだよ！？ 疲れたよぉ…




グダグダと走る私の手を、まだまだー！って言って無理に引っ張るやすさんが鬼に見えてきた…









吉「Aー！ ここゴールやでー！」


「、はぁあああっ」









両手を広げる大幾くんの身体にぶつかっていくようにして、ゴールを迎えた私の身体はもう力なんて入らなくて。




そのままヘタリと芝生の上に座り込む私の頭を
「おつかれさま」と撫でた長さん









「やすさん、いじめ」


片「トレーニングです」


「いじめ！」


片「トレーニング！」


「いじめいじめいじめ！！」


片「いじめ！！！ 、あっまちがったw トレーニング！」









今自分もいじめって言ったもーんだっ(笑)









亀「すごいなAは」


「なにがー？」


亀「俺らと同じことしてんねんで？
普通の女の子やったら、ちょっと走ったくらいで、疲れたぁとか言うて可愛子ぶるやん」


「ふはっ、みんながみんな可愛子ぶるわけじゃないでしょw」


亀「いや、それにしてもー。
少しは自分ですごいってことも気がつかんとあかんでー(笑)」









私はね？

みんなもそうだと思うけど
やりたくないなって思ってても、やらないといけないの

そうじゃないと、すぐについて行けなくなっちゃうから。




そんなに甘い世界じゃないってこともわかってる。
だから自分ですごいなんて思わないんだ




でも褒めてもらえるのはうれしいけどねっ♪









「ありがとう。」


亀「ほんまのことや」


「あっ、杉さーん！！！！！」


片「杉さんかよっ！w」

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