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はぁ…



情けなさ過ぎる。





なんで俺はAの前で泣いてんねん。


でもほんまにもう無理かもしれへんって思ってしまった。







ごめん、とだけ言って、Aから離れてウエイトルームに歩いた。





どのくらいいたやろ


1時間くらいはいたか?




そのくらい経ってからロッカールームに戻ろうと歩いてると、途中で聞こえてきた怒鳴り声に近い男の声。







「なんで好きって言えないの?」


「…」


「なんでなんにも言わないんだよ!」







その声はマッサージルームから聞こえてきて
部屋の前まで行くと、壁に押し付けられて、泣きそうな顔してるAと
怒り狂ったような北里さん。









『なにしてん?』


「は、やとっ…」









するりと北里さんの腕から抜けて、俺に抱きつくAは微かに震えてて。

その身体を俺の腕で包むと
“離せ” と俺を睨む北里さん。









『なんで? 勘違いせんでな。
Aはおまえの女やないねん。 俺のやから』


北「俺のほうがAちゃんのこと思ってますよ」


『ただ一方的にやろ? 半ば強引に、好きなんて言わせて』


北「でもAちゃんは俺に好きって言った。」








こいつ、こんなやつやったんか。

めんどくさ









『あんなぁ、好きの意味がちゃうことくらいわかるやろ?
おまえが思ってるより、俺はこいつのこと好きやし
誰よりも愛してるから。

中途半端にAのこと好きになったりせんで』








何も言えなくなったのか、黙って部屋を出てった北里さん。









『怖かったやんな…
もっとはよ来ればよかったわ…』


「ごめんねっ…」









Aはなんも悪くないねん。

俺が素直やないから、こうなっただけ。



もし、俺があそこでAに あいつとジムなんて行かんで?って言ってれば
こんなことにはならんかったかもしれへん。









「すきだよっ…」


『ん、俺も』

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梨乃(プロフ) - Wazatoteihyoukaositemitayowwwwww (2019年6月3日 12時) (レス) id: ecf2bfd24e (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - 零華さん» ありがとうございます(笑) 笑いあり、ラブラブありにしていきたいと考え中です… (2016年6月26日 21時) (レス) id: 27cb381ae6 (このIDを非表示/違反報告)
零華 - 長さん下着事件超面白すぎるww (2016年6月26日 21時) (レス) id: cef65f0dba (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - フィーアさん» はいはーいっっ! (2016年6月24日 19時) (レス) id: 27cb381ae6 (このIDを非表示/違反報告)
フィーア(プロフ) - 無理しない程度で(*^^*) (2016年6月24日 19時) (レス) id: 89a8d725ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:実玖 | 作者ホームページ:http://mikupepe//pa-na  
作成日時:2016年6月23日 0時

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