Play Ball. ６

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『明日っから開幕やね』


「うん」




今日でコンディションしっかり整えなきゃ

やっぱり緊張するなぁっ…






長「A、顔引きつってるよ」


「うそっ！」


『あはは ほんまやぁっ！笑』






通りすがりに笑ったちょうさん
そんなに笑わなくたっていいじゃーん…

なんでみんな緊張しないわけ？








『どうやったらAは緊張せんですむやろなぁ

ココア飲むとか？』


「あぁ!!!!」






それだ!! 毎日飲むけどそれよりもいっぱい飲もうっと!!





『今日の帰り買うたるわ』


「ありがとう！」






んふふふっ♪ ココア早く飲みたいなーっ

コーチとかにスポドリ飲みなさいって言われてから球場ではあんまり飲まないようにしてたから
普段飲む量も自然と減っちゃってたから、今日は特別!!




でもココア飲むだけで緊張とれるかな…





「あっ、はやと今日っ、… やっぱりなんでもない」







このまえ、わがまま言わないって言ったんだった…

ふとそのことを思い出して 途中でやめたら、はやとがわたしのほっぺを撫でた





『なんでもなくないやろ？ いいから言ってみ』


「やっ、でも」


『いいから。 Aのわがままなんて可愛いもんやわ
俺にきらわれんように、なんて考えんでええねん



そんな簡単にきらうわけないやろ？

ちゅうしてとかぎゅってしてって、めっちゃ可愛いやんっ』




男はそんなん言われたらもっと好きになるで、って笑ってはやとは抱きしめてくれた





「今日、わたしのおうちに来れる…？」


『Aんち？』


「なんかひとりでいたらもっと緊張しちゃうような気がするの」


『じゃあ今日はいっぱい甘えてなー？』


「えっ？」


『夜のスキンシップも大事やろ？』


「なっ、！//」


『うそやあほっwww』






いじわるだけど、そのいじわるな人を大好きなのはまちがいなくわたし。








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