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『おまえ、Aにうそ言うたやろ』
木「え? なんのことですか?」
『とぼけんなや! 俺がいつおまえに好きなんて言うたんや!』
こっちは腹立ってんのに、またにこっと笑うこの女はほんまにどうかしてる
木「あの子、なにもできないじゃない」
『は?』
木「夜の首位打者なんて言われてた坂本さんが、あんな子で満足してるわけないでしょ?」
『なんでおまえがそんなん決めんねん』
木「見てるとイライラするの。
いつも受け身でなにもしてくれないからつまんないって言ってたよって言っただけで
泣きそうな顔してた」
俺は前にAに言った
無理におとなになんかなろうとせんでええって。
こいつはわかっとらん。
『なんでもすぐ顔に出て、誰とも付き合ったことなんてあらへんかったから俺しか知らんくて…
俺かて好きになるなんて思わんかった。
せやけど今は誰よりも大事で、なにがあっても絶対守りたいって思ってんねん
おまえなんか俺は好きにならん』
血管きれるんちゃうかってくらいイラついてんのに出てくる言葉は自分でも予想外に冷静
俺の前にあった笑顔もどんどん曇っていって、その怒りは俺にぶつけられた。
木「なんでわかってくれないのよ!
こんなに好きなのに! 絶対許さないから!!」
『、っ!』
Aを抱きしめてやりたくて、こいつに背中を向けて歩き出したとき。
言葉とともに木山が勢いよく地面に投げつけたバットは俺の肩に直撃した。
デッドボールなんかより痛いけどAのところに行きたい、
ただその一心で痛みなんか気にせんでそのまま歩き続けた。
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実玖(プロフ) - 里紗さん» たぶん改善したと思います!!下書きのままになってたかもです… 教えてくれてありがとうございます!! (2016年5月19日 22時) (レス) id: 27cb381ae6 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - 里紗さん» ありがとうございます(^-^) 名前かわってないのどこですか!?全然気がつかなかったです(ToT) (2016年5月19日 22時) (レス) id: 27cb381ae6 (このIDを非表示/違反報告)
里紗(プロフ) - いつも実玖さんの作品読ませてもらっています!1つ気になるのが名前変換が変わっていないところがあるんです… でも続きがめっちゃ楽しみです!これからも頑張ってください! (2016年5月19日 22時) (レス) id: da196cda3a (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - のあさん» ありがとーーーー!!!♪ 頑張る頑張る!!! ただバックアップができなくなるの…w なんでな?w (2016年5月15日 23時) (レス) id: 8d8933b833 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 実玖ちゃああん!!!きちゃったよおお!!!しかもわんこめげっと((( 続編おめでとう!!さっそく6話読んだだけなのに続きめっちゃきになりすぎて禿げちゃう(( 応援してるよ!!!頑張ってね!!! (2016年5月15日 22時) (レス) id: 2d84514418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実玖 | 作者ホームページ:http://mikupepe//pa-na
作成日時:2016年5月15日 12時