Play Ball. ６

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きのうおなか出して寝ちゃったから風邪ひいちゃったのかなぁ…



「さむいっ…」

『もうちょっと待ってな？ 暖房つけたばっかりやから』





はやとの匂いでいっぱいのベッドは わたしを安心させてくれる。
おふとんをぎゅうってすると、なんかはやとに抱きついてるみたいだ




『かわいそうやなぁっ… 手足冷たなってても頭あっついわ…』





そう言ってはやともベッドに入ってわたしを抱きしめてくれるはやとの心臓の音がトクントクンと一定のリズムで聞こえてくる



「わたし、今はやとでいっぱい」



まわりは全部はやとのもの。 からだ全身はやとに包まれてるのがうれしくて
はやとの胸に顔をくっつけた




そしたらはやとはちっちゃなため息をついてわたしの頭をなでて。





『そんなこと言わんで？ 病人、襲いたくても襲われへんねんから』

「はやと、えっちなことばっかり考えてるの？」

『そりゃもちろん。 おっ ぱいおっきい姉ちゃんが、はやとー♡って呼ぶねん』

「ひどいっ…」

『うそやってww いっつも考えてんのは野球のこととAのことだけ』




おっ ぱいなくてすいませんねーーっ

別にいいもん。 おっきかったら野球するのに邪魔だし？



いじわるなこと言ってわたしの反応見て笑ってるはやとの目はしょぼしょぼしてる





「ねむい？」

『ん、ねむいっ…』




わたしをぎゅうって抱きしめて
早く治ってな？って眠そうな声が響いた。






「おやすみっ…」

『おやすみ…』








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