Play Ball. ６

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「はぁっ…」

長「Aここ沖縄だよー？ どうしたそんな元気なくて」

「… なんでもないっ…」





ほんとかよって笑い飛ばすちょうさん。


沖縄キャンプのこと忘れてたぁ…
はぁあっ、はやととゆっくり一緒にいれると思ったのになっ…







「あぁっ！ いたいっ！ んんっ…！」

『ははははっ、固すぎるでww』




ストレッチ中のわたしの背中を無理に前に押すのはいじわるな顔したはやと。

こういう時しかはやとに触れられる時が最近ない
またそのまま離れていこうとするはやとを見たら、もっと一緒にいたいって思って
涙が出た。





「っ、…」


『なに泣いてるん!? ほんまに痛かった!? ごめんっ！』



申し訳なさそうにするはやとが泣いてるわたしを抱きしめるから
わたしの涙は止まらなくなった。




「ちがうっ…
もっといっしょにいたいよぉっ… ふぇぇぇんっ…」


『A…』


大「勇人さん泣かせた!?」


『えっ！ んー…』


中「A大丈夫っ!?」






みんなのこと心配させちゃった…



「わがままっ、ごめんねっ…」





はやとから離れようとしたら『待って』ってもういっかいわたしを抱きしめたたくましい腕のちからに負けて、はやとの胸にコテンとおでこがぶつかった。




『今日から同じ部屋やでっ…？』


「… えっ？」


『沖縄キャンプ短いけど、同じ部屋やって監督に言われてん』






…同じお部屋なの？…


うれしくてうれしくて、はやとにぎゅうって抱きつくと
ふふって笑って優しく抱きしめ返してくれる。



わたし、はやとのこと好きすぎてるのかもしれないねっ…







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