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｢うぅ……眠い……｣
現在、午後1時。お昼の時間。
起きてから3時間たっているのに眠いのは、発達障害特有の常に続く強い眠気のせいだ。
｢くそ。眠いよ。くそー！！｣
いつも通りのルーティーンは、1時20分に昼食の支度(カップラーメン)をはじめ、30分から食事をする。
2時から30分散歩。15時から16時まではお昼寝。
なのだけど、著しく眠い。でも今寝たら起きた時に予定が狂ってパニックになるのがお見通しである。
で、部屋はちらかってるけど……。
｢んー、放置かな。｣
片付けに20分以上かかれば次が出来なくなる。
それに、部屋は散らかってたって死なない。
うだうだしていたらあっという間に20分過ぎていた。
｢ご飯の支度、するかな。めんどくさ。｣
お湯を沸かして、その間に食べるカップ麺を決める。
決まったら沸騰するまで待って、沸騰したら弱火にしてビニールを剥がし、蓋を半分開けてソースやら何やらを取り出す。
また強火にして沸騰させて、お玉でカップの中にお湯を入れる。
ラップを被せて輪ゴムで止めて、スマホでタイマーをセットしてきっかり3分。
その間に残ったお湯でインスタントコーヒーをお気に入りのカップにつくる。
｢……うん、完璧。我ながら完璧すぎる。｣
こうしないと出来ない、というのもあるけれど。
ちょうどタイマーが鳴って、不快なその音を割と強めなタップで消して、輪ゴムとラップと蓋を取り後入れのソースを入れて混ぜてダイニングに行けばピッタリ10分。
猫舌だから冷ましながら食べる。
｢あ、そーいや今日誰か来るよなぁ。お昼寝の後。誰だっけー、やっぱ片付けたほうがいいかな？でもお散歩できなくなるな、やめとこ。｣
誰もいない部屋で自問自答のように独り言を繰り返す。こうしないと膨大な思考を整理できない。発達障害者にも色々いるから、俺の場合、だけど。
食べ終えてカップと箸を洗い、この過程で出たゴミをまとめて捨てる。
出かける支度をして、家を出た。
デジタル耳栓をして街を歩く。
顔バレが怖いから最近はマスクにメガネで出歩くようになった。
マスク嫌いなんだけどな。
ただ歩くだけでも思考は止まらない。
でも、家の外では独り言を言えない。
だから代わりにスマホのメモ帳に言いたいことを連ねるしかない。
本当は歩きスマホなんてしたくないのに。
家に帰ればシャワーを浴びて部屋着に着替えてベッドに体を沈める。
〖A、お昼寝タイムなり。おやすみ！〗
とツイートして俺は眠りについた。
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作者名：りーふぇ | 作成日時：2018年11月4日 12時
