単なる恋情【d!】 (ページ19)

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rbr‐メノフィリアページ19

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「あっ。居た居た。A～！！帰るで～！！」

『あっ！ロボロごめんっ！ちょっと遅くなった！』

そう言って絵の具やらを片付けるA。
彼女、Aは美術部に居て、運動部の俺に合わせて自分も遅くまで待っててくれたりする。
別に帰ってくれても良いと言っているのに、俺と一緒に帰りたいからと、遅くまで待っててくれる彼女に無事悶えてる。

「おー、、結構完成してきてるやん。」

『でしょー！これは完成させたいからさ！』

彼女が描いていた油絵を見ながらそう言えば誇らしげに言う。
どこかの町のその風景画は、相当書き込んでいるのが厚みで分かるくらいには本気で描かれている。
Aの真面目な部分が垣間見える。

そんな時だった。

『、、っあ。』

小さく漏れた彼女の声に、何があったのかと振り向く。
スカートの裾を引っ張って、足を隠そうとしている彼女の足には血が伝っており、床下には赤い液体が点々と溢れていた。

「あっ、、ちょ大丈夫か？」

『ごっ、、ごめっ。』

「ええよ。これの処理は俺がしとくから、Aは早よトイレ行ってき。そのままやったらAが困るやろ？」

そう言ってハンカチを取り出して彼女に渡す。

『あっ、、ありがとう』

消えそうな声でそう言って、急いで美術室からでていった。
時刻はもうほとんど校舎に生徒が居ない時間。
俺は安心しながらポケットから取り出したティッシュで床を拭く。

「、、ふっ、、ふぅ、、っ」

段々と息が荒くなる。
下半身に熱が籠るのを必死で堪え、まだ新鮮なその液体を見つめる。

「Aの、、生理の、、やばっ興奮してまう、、っ。」

手を伸ばし、床に落ちたそれを指で掬い、自身の口に運ぶ。
口の中に広がるAの血の味に興奮して収まらない。まだ彼女は帰ってこない。

「はぁっ、、ふっ、、Aっ。」

彼女が帰ってこない間に、出来上がってしまった自信のものをどうにか収める。
どうにも出来ない欲を、また一人で消化する。
自分の彼女の生理血で興奮している、こんな姿見られたらそれこそ軽蔑されてしまうかもしれない。
だが、それはもう本能に刻まれたように抗えない欲望なんだ。
いつか、彼女に打ち明けられたら良いなと一人で思いながら今日も隠れて慰める。

メノフィリア……生理血嗜好

END

余談ですが、床を拭いたティッシュはお持ち帰りした模様です。