kn-メイユーシオフィリア ページ11
kn side
『あっ！今蹴った！コネ！今蹴ったよ！』
ソファに座りながらそう言って腹を撫でているのは俺の嫁。
Aは今、妊娠中だ。
「おっ！そうなん？元気やなぁ！」
『コネ見たいだね。落ち着きが無いところ』
「せやな！流石俺の娘やな！」
『まだ女の子だって決まってないのにww』
飲んでいたコーヒーを置き、Aの元へと向かい、膨らんだ腹を撫でた。
最近は男でも育休と言うものがとれるらしく、俺は有り難くそれを使って家に居る。
料理とかはAにやって貰っているが、出来ることは全てやるようにしている。
「ホンマに体大事にせえよ？大事なんやから。」
『分かってるってwwお父さんは心配性だねww』
「そら心配くらいするやろが！何てったって俺はお父さんやからな！」
『コネのその自信満々な所ホントに好きだわww』
Aはそう言って笑う。
それにつられて微笑みながら会話をする。
端から見ればただの仲睦ましい夫婦、、いや、家族だろう。
「あっ。そろそろ買い出し行ってくるな！体暖かくして安静にしとけよ！」
『はいはい！行ってらっしゃい〜！』
財布とエコバッグを持ってAのいるリビングから出る。
玄関とは反対方向にある階段を上って、Aに気付かれないように押し入れの中に入った。
後で忘れ物をしたとでも言えば時間は誤魔化せるだろう。
「んっ、、う゛っ♡あぁ゛、、っ♡」
声をころしながら慰める。
Aのあの姿。
女にでしか出来ない“妊娠“という新しい生命を作る事が出来る現実。
そんなの考えてもうたら無意識にも動く手が早くなる。
「ん゛ぃ、、♡あっ、、ぁあ゛っ！♡」
べっとりとした自分の手を見ながら肩で息をする。
俺は少し変わった性癖があるようだ。
あろうことか、妊娠しているAに対して異常な程興奮してしまう。
ホンマに、別にエろくもないAの体に出せたなと、あの時の自分を褒めてやりたい。
もう少ししたらAは腹の中のアイツを産んでしまう。
正味、子供に興味はない。
俺が何よりも愛しているのは妊娠しているAの姿。
ただそれだけなのだから。
メイユーシオフィリア……妊娠性愛
END
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作者名：�俎� | 作成日時：2022年12月3日 14時
