単なる恋情【d!】 (ページ15)

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ht side

「ほっほんとに！？良いの！？」

『その代わり捨てたら一生涯かけて呪うからな』

そうAは腹をくくった顔をしながらそう言った。
ホントは怖いのに、俺のためにそう決心してくれる彼女に改めて惚れてしまう。

「じゃ、、じゃあブルーシートしかないと、、！」

はっとした様に横に置いてある器具を退かして、血が出てもカバーできる大きさのブルーシートを床に敷く。
あと、ご近所に匂いとかでバレないために猫のトイレの砂とかも用意して。

『猫の砂って、、なんかがちっぽいね。』

「まぁね。バレたら同意の上とは言え、問題になるでしょ？提供はトントンだから。」

『さりげなく共犯にされてるトンさんかわいそ。』

そう言いながらAは器具をまじまじと見る。
そんなAを見ていれば、

『どしたの？』

なんて無邪気に笑う。

「、、ううん。服捲って貰っても良い？服のまま切る方が俺的には嬉しいけど。」

『いや。さすがに。』

にこりと笑顔でそう言えば、Aは少し躊躇って服は流石に、、て言った。
それは少し残念だけど、Aの気持ち最優先だと自分に言い聞かせる。

「じゃ、、やるよ。」

『、、ん。止血とかちゃんとやってね？』

上の服を脱いで、そう言うA。
止血バンドを二の腕の所に付け、床に寝っ転がって貰えば、もう準備出来たもおんなじた。

「、、いくぞ。」

ノコギリを手にもってAの上に跨がり、馬乗りになる。
柔らかいAの腕に刃を当てれば肌の感触が伝わってきて、今から、、この腕を切るんだと思うと興奮が収まらない。

『あっ、、待ってひとらん、、』

「ﾌｩｰﾌｩｰ、、ﾌｩｰ、」

静止するように呼び止めるA。
ただ、今の俺にその言葉は無意味で、その言葉に耳を傾けなかった。

『い゛っ、、まっ待って！』

腕の切り口から血が溢れてきた。

続く