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9枚目 ページ9

貴方side



扉を開けて隙間を覗く。
向こう側には廊下が広がっていて、中心を囲むように円になっていた。
その円の中心には空洞があり、反対側に階段があってそこから降りれるようだった。


『、、、もしかしてこれ夢?』


そうだったら嬉しいのに。
なんて思いながらあの反対側の方に行こうとすると、


「A」


後ろから名前が呼ばれた。
、、、これホラー映画で見たことある。
後ろ振り返ったら知らない人で、そのままころされるってパターンの奴だ。
でも、後ろの人物を確認しないと話は始まらない。
もしかしたらあの鍋パの誰かかも知れない。
そう後ろについて考えていると、


「A。なんでこっち見てくれへんの?」


あっ。これダメな奴だ。
ホラー映画で、こういう感じに訴えてくる奴は大体危ないって書いてあった。
その事を瞬時に思いだし、後ろを見ないことの決意を固めた。
その時、


「なぁ。なんで無視するん?」


とすぐ後ろまで声が近くなった気がした。
ハァハァと少し息が荒くなる。
気付いてないフリしないと、、。
それでも一気に押し寄せる恐怖はとても強くて、表面上は穏やかでも内心が半分パニックになってる。


「なぁ。」


私の名前ばっかり呼ぶんじゃなくて、自分から名乗ってよ。
なんて一人で思いながら、らちが明かないと、一度決意した後ろ見ないを破って見ることにした。
そうじゃないとこれ無限ループでしょ?


「A?なぁ?」


次だ。
次名前を呼ばれたら後ろを振り返る。
そんで見るからにヤバそうだったら走る。最悪飛び降りる。
心の中でいつでも最悪を考えて行動する。


「A?」


名前が呼ばれた!
今だと思って勢い余ってめちゃめちゃ素早く振り返る。
そのいきなりの行動に後ろの人は驚いた。


「うおぉ!?なんや急に!」


『、、、、あぇ?』


知ってる顔だった。


続く

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はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月26日 11時

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