最終病棟【d!】

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貴方side



『、、何ですかそれ。』


「嗚呼これ？俺の体。」


少年を隣のベッドに座らせなが、頭のおかしい人までいるのかとしみじみする。
でも、その患者さんには足がなく、言葉の意味がちょっと分かった。


『、、足切ってミキサーしました？』


「してないしてないwwこういう病気なんねんw」


患者さんはそう笑うとバケツの水を私に差し出す。
そして近くにあったバケツを自身の足の下に置いた。


「ちょっと気持ち悪いかもやけど、、それ捨ててきてくれへん？」


『、、、何ですかこれ？』


「だから俺の体やって！」


いや待って意味分かんないんだけど！？
納得出来ずにそれを持ち出して手洗い場に流す。
そのとき、液体の中に何か白いものが入ってた。
、、やっぱりミキサーかけてんじゃん、、。


「それな。シャオロンの骨やで。触らん方がええよ。」


さっきベッドに座らせた少年が後ろから生えてきて、そう言う。
骨、、と言うのは置いといて、こういう病気なのか。


『、、何で君はしってるの？』


「そりゃ俺もここの患者やし、患者仲間の病気くらい知ってて当然やろ。」


そう誇らしげに言う少年。
はいはい凄い凄いーと適当にあしらい、バケツを水洗いしてからまたあの患者の所に戻る。


『捨てて来ましたよー！』


「ありがとなお医者さん。」


長い髪の毛をなびかせながら笑う患者さん。
この人性別なんだっけ？
なんて思ってしまったのは秘密である。


「俺は名字は黄瀬って言うねんけど、皆からはあだ名でシャオロンって呼ばれとるから、シャオロンって呼んでな！」


『ほーい。』


続く

ちなみに、作者これを書き始めてから初めて捻挫して病院送りになりました。
ミラクル。

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